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12月11日-02号

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  1. 塙町議会 2020-12-11
    12月11日-02号


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    令和 2年 12月 定例会(第8回)          令和2年第8回塙町議会定例会会議録議事日程(第2号)                    令和2年12月11日(金)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(13名)     1番  金澤太郎君      2番  菊地哲也君     3番  鈴木元久君      4番  吉村守広君     5番  七宮広樹君      6番  下重義人君     7番  吉田広明君      8番  青砥與藏君     9番  吉田克則君     10番  鈴木 茂君    11番  藤田一男君     12番  鈴木孝則君    13番  割貝寿一君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町長        宮田秀利君     副町長       佐藤要一君  教育長       秦 公男君     総務課長      白石憲男君  町民課長      生田目敏夫君    健康福祉課長    藤成寛味君  農林推進課長    江田一寛君     まち振興課長    吉成知温君  まち整備課長    藤田衛昌君     生活環境課長    鈴木義房君  会計管理者     星 忠吉君     農業委員会事務局長 小野 浩君  学校教育課長    佐藤光一君     生涯学習課長    金澤祐介君  選挙管理委員会書記長          代表監査委員    金澤忠良君            白石憲男君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長    藤田淳一      書記        根本雅士               開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(割貝寿一君) ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配りました。 本日の会議のビデオ撮影は、後日、インターネットにて配信する予定となっておりますので、ご了承願います。 また、会議規則に従い、議場内では携帯電話等の電源をお切り願います。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(割貝寿一君) これから諸般の報告を行います。 5番、七宮広樹君から本日の会議を一時退席する旨、届出がありました。 これで諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(割貝寿一君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従い発言を許します。--------------------------------------- △青砥與藏君 ○議長(割貝寿一君) 8番、青砥與藏君、登壇願います。 時間は10時2分までです。 青砥與藏君。     〔8番 青砥與藏君登壇〕 ◆8番(青砥與藏君) 8番議員、青砥です。 通告しておりました5項目一般質問は、多くの方々の寄せられました行政対応に期待したい、そして希望したいという多くの方々の話を受けまして、一般質問をさせていただきます。ぜひ、この質問に対して明快で分かりやすい形で回答いただければと思います。 それでは、1番目の質問です。 水稲に被害が出るカメムシ斑点米被害という被害が出るカメムシの話であります。 メモクロカメムシ、コソハリカメムシ、トゲシラホシカメムシなど、成虫で越冬するカメムシがいるんですね。それと、卵で越冬するカメムシ、アカヒゲホソミドリカメですか。それと、アカスジカスミカメとこの2種類は卵で越冬するんですね。成虫で越冬するのと、卵で越冬するのがいる。5月の上旬当たりから暖かくなってきた頃から成虫も動き始める。卵はふ化が始まる。それで、1か月ぐらいで成虫に変わる。その卵は、次に生まれる卵は、3か月目ですかね、2か月目には、また動き始まる。1年間で3世代というふうに言われています。条件よく世代交代ができたところは4回、年間で4回。だから、5月に今動き始まった卵からふ化したのが、6月までにはもう次の世代が始まる。8月からまた次の世代が始まる。すると、10匹の個体が100匹になって、次は1,000匹になってっていう、そんな大きな話になっていくんだろうと思うんです。 この問題で、実はこれ、私も何度か一般質問やっているんですが、やっぱり全国的に被害が大きくなっているということだけは分かってもらえると思うんですが、ここで今年度の塙町の被害状況をちょっと確認したいと思うんで、被害状況をまず質問いたします。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、ご質問にお答えを申し上げます。 ハンテンコメカメムシ類によります被害状況でございますが、今年は、例年に比べまして、約10倍近い発生があると、このようにお聞きをいたしております。例年ですと、比較的暖かい平たん部で被害が発生しておりましたが、今年は標高の高い田代、那倉地区でも被害が確認されておるということであります。大変深刻な状態であると、このように認識しておりますが、詳細につきまして、担当課長のほうから答弁をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 青砥議員のご質問にお答えいたします。 ハンテンマイカメムシ類の被害によりまして、まず米の等級低下がございます。今年は一等米の割合が81.5%と昨年より約10%下落しており、非常に厳しい結果となっております。二等米の割合は16.8%で原因の約75%がカメムシ類による着色粒となっています。これは、色彩選別機という機械を通した後の数値でございますので、実際の数値はもっと悪い状態であるというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 今の被害状況、きちっと説明していただきました。一等米が81%、一等米にするために色選かけているんですね。これを、色選もお金かかるわけですし、色選かけたときに減量するわけですよね。だから、今年度は米そのものが値段が下がっている、色選の手間はかかる、量も減る。二重に三重に農家の人の負担は大きくなっている。昔は色選かけなくて済んだ時代があって、もう色選かけるの当たり前だという話になって、手間かかる。私一番気にしているのは、こんなに金かかっていったらば、離農者が多くなりますよ。休耕田が多くなりますよ。休耕田が多くなるということは、カメムシを飼育する場所がどんどん増えてくるんだと。そうすると、また次の年はカメムシ被害が大きくなるよ。この対策を何とかしないと、農家やっていけなくなっちゃう、そんな不安があるんですよ。ぜひ、この問題は、今年度81%ほどの一等米が出ているという、何とかなったという話でもありますが、このまま本当に対策しなかったらば半分、一等米なんて出ないよという話だってあり得るんだな。そんな思いがあるもんですから、ぜひ個人ができる対策、それから農協さんがやってできる対策、それから行政がやらなきゃならない対策、これ3つ区分けしながら対応して行かないと、来年大変な話になっちゃいますよ。 ここの議場の中に、米に関係する人はきっと半分以上いるんだろうと思うんで、私が言っていることはきっと理解できるんだろうと思いますけれども、対策として航空防除っていうんですかね。やることは当然必要なんだろうと思う。しかし、私がちょっとここで申し上げたいのは、久慈川沿線の土手、久慈川の土手、内側外側ありますが、ここにだってカメムシが越冬しているわけですよね。この対応は、個人ができるものではないので、行政が自らやっぱりその意識をって対応してもらいたい、そんな思いで30年前頃までは、焼却やっていたんですよ。ここんところずっとやっていない。それも一つ、影響の一つなのかな。そんな思いがあります。金澤監査には去年大変ご苦労されて焼却できるような形、体制はできました。しかし、たまたま雨という天候で、中止になってしまったんですが、ぜひとも今年は対策というのは、行政でできる最大の対応策なのかな、そんな思いでぜひやっていただきたいな、そんな思いです。町長のご意見をお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今の議員の話の中にもありましたが、少し前、確かに焼き払いという言葉を使ったんですけれども、実施しておりました。それはずっとやっていないという状況も承知はいたしております。こんな中にあって、今議員おっしゃる、あれですか、河川敷ですか。この焼き払い。これ私も必要だなという思いを持っております。と申し上げますのは、地区ではありますけれども、高城5分団、消防団挙げてあれなんですけれども、5分団が中心、それから区の役員さん等々が中心になって焼き払いは実施なさっておるということもあるんで、これから私のあくまでも個人的な考えで、これから詰めなきゃなんないでありますけれども、消防団を中心に、火を点火から、点火という言葉いいですよね。点火から完全な消火までを消防団に依頼して、そしてやっていただくというのも一つの方法かなと。これはあくまでも私個人の考えでありますんで、消防団、ここに役員さんもいらっしゃるんですけれども、ぜひお話をしながら進めていく方向も考えてみたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。
    ◆8番(青砥與藏君) 多くの人の関係者にお願いしなければこの事業はできなくなってしまったというか、例年やっている事業ではないので、多くの人にご協力いただけなければ進まない事業だと思います。私は消防団長とその話ちょっとさせていただきました。分団で協力するというのに問題はないだろう。もちろん分団が出ないと大きな問題も考えられるので、ぜひ分団と打合せしてやってほしい。私的には当然協力する、そんな話がありました。関係機関いろいろあると思うんですが、そこを何とか詰めていければできないことはないんだろう。そして私が言いたい、成虫、卵が除去するのには一番理想というのはやっぱり3月なんだろうというふうに思っているんですね。3月に決着つけられれば、個体数が圧倒的に少なくなる。もちろん、前回も言ったように、河川敷、河川の土手の片づけというか対応策だけで100%になるわけがないんですが、まずそこは行政ができる範囲なんだ。そんな思いで、ぜひとも町長には今回何とか3月には執行できるような形で対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。 次は、久慈川、そして川上川洪水対策進行状況について質問いたします。 まず、今、道の駅の目の前の砂除去取りですかね、行われております。私も、ああ、あそこが取られて、少しは水の流れがよくなったな。そして、あそこの水たまりがなくなって、前回みたいなことはなくなるだろう。まだまだやらなければならないことがあるんでしょうけども、まず第一歩が決着ついたなという安堵感があるんですが、今の久慈川河川の進捗状況、これをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今、議員お話しのとおり、久慈川と川上川の合流点、前から予定されておったようでありますが、掘削作業、今進んでおるようであります。ご承知のように、久慈川、川上川、これ1級河川でありまして、福島県が管理しておるということであります。昨年の台風19号では、これらの河川を含めまして、大変大きな被害がありましたが、町では早急な復旧を河川管理者である県に要請をしておるところであります。そのかいもあって、現在それらの復旧工事が進められておりますが、洪水対策としての河川の土砂掘削、そしてもう一つ、新しい手法として堤防の舗装、堤防の上部の舗装など、これは堤防の強化策だそうでありますが、これも計画されて進めておるようであります。今後必要とする箇所、これを順次の県のほうに要望をしっかりとしていきたいと、このようには思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 一遍に久慈川の私が言っている堆積物を除去してほしいという話は、一遍にはできないというのは重々承知です。それから、町長が前回も言ったように、堆積物除去したやつをどこに運ぶんだと。これも、土地を見つけなければならない。こんな問題もきっと併せて対応しなければなんないというふうに思っています。皆さんと共にやっていきましょうという話、議会の議員の方々もいろんな情報源を持っているんで、振っていただければ対応できますよ。そんな話を前回させていただきました。私、川上と久慈川の話を合流地点の話をしましたけれども、実は御殿河原、植田の御殿河原もやっぱり被害を受けているんですよね。この被害が流れがよくなったらば、また別の意味で御殿河原の影響もあるんだろう。私はそこを見たときに、結構の堆積物がやっぱりあるんですね。それから、考えられないけれども、河川内に多くの木が植わっているんですよ。植わっているっていうんですかね。もう20センチ30センチらいの木が結構あるんですね。あれは、やっぱり流れが悪くなることは間違いないんです。あれも含めて実は対応して対策してもらいたいなって。整備課長にはぜひその後やってていただいているとは思うんですが、もう少し県と打合せしながら、早いうちの形というのを進めてもらいたいなというふうに思っております。この、県との御殿川の話はどの辺まで進んでいるんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) その情報、担当課のほうで持っておると思っております。説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち整備課長。 ◎まち整備課長(藤田衛昌君) ただいま議員おただしの御殿河原付近の久慈川の整備といいますか、土砂取りの関係だろうというふうに思いますが、それにつきまして、県のほうに町としても要望いたしまして、現地調査をしたところでございます。ただ、県といたしましても、土砂取りにつきましては、前の議会でも申し上げましたが、順次実施していくという方針は持ってございますが、具体的に次年度以降どこをどうするというのはまだはっきり示されておりません。ですので、そういった中に踏み込めるように要望を続けてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 御殿河原の工事もできるだけスムーズにできるような形、ぜひお願いしたいと思います。 それから、今、道の駅前の砂を取っているんですが、実は、あの砂、隣の棚倉の消防団長、原消防団長が、私のほうにもちょっと分けてくれないかという話があったんですね。何でですかと言ったらば、土のう作るのに無料でいただけるんだったら、それはうまく利用したいな、そんな話があったんですよ。課長にお願いして、課長がいいですよ、分けてあげますよという流れにはなったんです。その話ちょっとしてみたら、一般の人も欲しいという人がいるんですね。これも、町長が言ったように、あそこを管理しているのが私であればいつでも許可するという話になるんだろうと思うんですが、これもね、何とか一般の人もいただけるという話であれば、返品にすれば無駄なやつというか要らないやつなんだよね。そこは何とか一般の人にもお分けしますよという流れができるような形はできないかな。どうなんでしょうか。可能性は私はあると思うんです。この話は、実は県議にも話をしまして、そうやって欲しいという人がいるんだったらば、対応したいなという話で終わっちゃったんですが、県議も利用していただけるならばいいんじゃないですかと、こういう話があったんで、ぜひ町長の、結論は出ないと思うんですが、意気込みみたいなものをちょっと聞きたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この、ちょっとね、話が飛躍するんですけれども、砂、これをどういうふうに処理していくかというか、持っていく場所ですよね。これ、大変問題だということで、いろいろ話合いはしております。その中で、一つのヒントとして、県にも話をさせていただいたんですが、他県の話です。あの砂を販売しておるそうです。これができないんですかね、という話は投げかけました。おっしゃるとおり、きちっとした手順ですか。これを踏んだ上でそれを買い取る等々の話になれば、もうちょっと処理が早くなるんではないか。そして砂なんかも大変すばらしい砂で、あれですか、コンクリートを塗るときの砂なんかにも十分耐え得る砂であります。川砂でもありますから。ぜひ、県のほうには、こういうふうな新たな、持っていく場所がないというだけの話で、なかなか掘削が進まないということであれば、新たな利用法、ぜひ思案していただきたい、これはどんどん言っていきたいと思います。また、議会のほうでも、そういう話はぜひ機会があるごとにお話をしていただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 実は、町長誤解していますので、ここでちょっと、きちっと説明したいと思うんですが、あそこの砂ちょっとぴかぴかするんですよね。あそこにぴかぴか。あれ、雲母らしいんです。私も実はそういう話を業者の人と話したら、いやちょっと無理ですよ、雲母が実は効果能力を失っちゃうんだって言うんですよね。だから、100%の効果が出てこなくなっちゃうんだって。雲母が光っているから。イメージ的には、光っているから接着能力を失っちゃうのかなと思うんですが、きっとそういう話なんです。だから、コンクリートに使うのには不適という話になると思うんです。ただ、庭先に敷くとかいう話、または消防団が土のうを作るためのものに使うとか、これ十分なやつなんですね。すばらしいんです。だから、それに使いたいという町民がいれば、そちらのほうに使えるような体制づくりも併せてお願いしたいなと思っております。ぜひ、よろしくお願いします。 それでは、3番目のイノシシ被害対策と捕獲状況について質問いたします。 去年の捕獲実績、400頭を超えるという話がありました。今年は始まってまだ1か月というところですから、そんな単位にはなっていないんだろうと思うんですが、まず、この1か月での捕獲の実績というんですかね。個体捕獲数を確認したいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変私的な話なんでありますけれども、私の親しくしていただいている方、この1か月で二十何頭、もう既に捕獲したという話も聞いております。それだけ数が増えているのかなという思いもあります。具体的には数字等になりますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 青砥議員のご質問にお答えいたします。 今年度の捕獲状況ですが、まず駆除期でございますけれども、4月1日から11月14日までの駆除頭数は128頭、前年比14頭増加。それで、11月15日から始まりました狩猟期間、これで報告が上がっている12月4日現在でございますけれども、36頭、11月15日から10月4日のこの間だけで36頭ということでございます。現在もかなり捕れている状況が、報告として上がってきていないので、数字としては上がっておりません。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 狩猟期間に入っての1か月36頭というのは、きっとそれほどではないなというふうに思うんですが、まだ申請していないという状況から考えると、もうちょっと高い数字が出てくるのかなと思います。今年増えているかという話になると、私の感覚の話でなんで、ここで言う話ではないというふうに思うんですが、ただ町行政がやった鉄柵、あれはやっぱり効果あるんですね。結果、稲沢地区で本当に被害ないです。今年度8月にはちょっと被害が出ていたというところがあったんですが、それも鉄柵をつけましたらば、全くなくなっちゃった。こんなにいなくなっちゃうのかなと思ったらば、どうも隣の町のほうに出ているという話が出ています。鉄柵を作ればやっぱり入りづらい。イノシシって意外と臆病者ですから、何か違うことがあると近寄らない、そんな話なんだろうと思うんです。棚倉のほうはちょっと被害が出ています。 こういう話から見て、稲沢が今年度事業の予算いただいて行いました。真名畑もやりました。やっていない台宿、それから植田、これはちょっと被害が出るんじゃないか。そんな感じはあるんですが。それから、これ町全体でも、もっと進めてもいいのかなと。私、鉄柵の話、半信半疑で町長にお願いしていた経緯もあったんですが、やっぱり効果、やっぱり一番いいのかなと。手間暇かからないんですよ。1回設置すれば15年とかという単位で管理しなければならないことはあるんでしょうけれども、1回設置すると草刈りに面倒くさいこともないし、山際につければ、草刈りにも心配することもない。迷惑、面倒くさくもない。そして、一旦設置すれば15年とか、20年使えるのかどうか分からないですけれど、効果は継続して使えるのかな。そうすると、ランニング費は結果的には安いのかな。この効果というのを甘く見なくてもいいな。危ないのではないかなんていう話もちょくちょくあったんですが、少なくても稲沢の結果は最高でしたね。私から見たら最高だ。これはやっぱり、まだまだ進めるべきだろうというふうに思います。まだまだ、イノシシが終わるとハクビシンの話になるかと思うんですが、この辺も含めて町対策をきちっとした形でつくり上げて、そして行政区長さんとうまくやっていただければなというふうに思います。ぜひお願いします。 私はこの質問のメインにしたいのは、駆除隊が精いっぱいやっていただいている。分かるんです。猟友会の駆除隊が精いっぱいやっている。20名ほどの人が精いっぱいやっていることも重々承知なの。しかし、体はやっぱり動かないっていうか、皆さんの期待に応えられないという現実も、これ現実なんですね。駆除隊の隊長さんは幾つなのかな。80歳に近いのかなと思うんですが、まあよくやっています。それでも、皆さんの期待に応えられるだけのことは、毎日というわけにはいかない。これも現実。しかし、あの川上から中間地区から上なんかは、もう日常茶飯事のように庭先でイノシシがいたずらしていくわけですよね。それを何の対応もできなくて、困ったな。被害は受ける。こんな状況なんです。私がここで言いたいのは、何とか3月15日までは結構獲るんですが、それ以降、ほとんどを期待できるような対応策ってないんですね。これは、一つは町長もきっと重々承知の、囲いわな、あれはやっぱり、免許なし、狩猟許可なしという条件の中で、一定の町のルールというものをつくって、区長さん管理でやれないかな。あとは町が、駆除隊と同じような形でお願いすれば、これは可能なんだろうと思っているんです。囲いわなに関しては。これは、この辺をちょっと詰めて進めたいなと思っている。この話、区長さんとか猟友会の関係者に話すると、それはよいことだと、こういうふうな言い方なんですよ。私は、行政上のハードルの高さというのは、ちょっと分かっていないんですが、ぜひそこを詰められれば、区長さんが心配している、大きな問題を解決できるのかな。区長さんに、箱わな一つずつ差し上げるというか、対応しますから、出るところで対応してください、使ってください、3月15日以降でも区長さんがちゃんと書面で、条件付の、こういう条件をクリアしてくれればというような流れができれば、目の前でいたずらされていて何もできない、そんなことのない形ができるんだろうと思うんで、ぜひこれも検討していただきたいと思います。 町長にこの対策の話、答弁お願いできますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 前回ですね。一般質問でもお話をした記憶がございます。と申し上げますのは、やはり縛り、資格がなくてもできるのではないかと、そういうふうにできないのかという話もあったんですけれども、鳥獣保護法等々の法律の中で縛りがあってなかなか難しいという話をさせてもらった記憶がございます。これも県知事の許可でもそれは無理だというふうな話もあったんで、難しいかなと思うんですけれども、前回も申し上げたように、役場職員の中ではわなの免許というんですかね、資格を持っている方もいらっしゃるんで、その方を介してのそういうふうな対策というのはぜひ検討されるべきだろうと、このようには思っておりますし、もっともっとあれですね。先ほどお話があった鉄柵の話も含めて、しっかりとお金は少々かかっても、しっかりとその食いものは守っていかなければならないというか、意欲ですよね。生産意欲というのをそぐことのないような行政運営というは必要だろうと思っておりますので、しっかりとその対応をするよう、課のほうにはお話はしたいと思っています。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 実は私も、狩猟免許を持っています。鳥獣保護法についても勉強したつもりです。ただ、私らができるのは、やっぱり最大でも3月15日、これ以降はできない。これ以降の話は、やっぱり狩猟できるというのは、ごく決められた市町村長が指名した人ができるという話になると思うんですけれども、この部分はきっと町長が県知事とうまく調整できれば可能性はあるのかな。駆除隊、今は駆除隊ありますけれども、この駆除隊にもう一つの含みを持たせた、区長さん、または今町長が言われました、狩猟免許を持っている人、そして条件付というような流れの中で、県も許可せざるを得ないぐらい状況はひどくなっているということだと思うんです。それは、管理者がこういう条件はつけてくださいという話にはなるかもしれないですけども、鳥獣保護法だけで、全部駄目ということではないので、そこはちょっと詰めてもらいたいなというふうに思います。 次に、4番のコロナ対策と町内景気対策について質問いたします。 塙でも1名陽性反応が出た人がいます。これの対策は、もちろん増やさないという対策も必要ですが、患者は悪人ではない。しかし、誹謗中傷で大変な思いをするという結果が出るというのも、これも対策の一つなんだろうと思うんですね。増やさない。出たからといってその人を誹謗中傷して、悪人扱いしない。こういう流れも併せて我々も注意しなければならないんだろうというふうに思うんですが、この辺の意識、町長の意識、ちょっとお聞きしたいと思うんです。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私もIPですか、お話はさせていただきました。現実にきちっとした数字ですか、感染した方、それから回復した方、亡くなった方という統計的なものをもうちょっときちっと出してほしい。ただ、増えた、増えた、増えたの報道だけで、本当に我々に不安を与えておる今の状況を決して芳しいもんだと思っていないんですね。もうちょっと対応、我々に真剣と申し上げますか、臨場的な対応できるような情報が欲しい。また、町にあっては、この後は、もう罹患者を出さないということで、しっかり対応はしていきたいと思っておりますが、こういう状況でありますから、いつ、どこで、誰が感染しても不思議ではないということでありますので、これはぜひ啓蒙と申し上げますか、決して人権侵害等々にならないような、しっかりとした意識立てをしていくべきだろうと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 先日も回覧板で回ってきました。何かおかしいなといったときにはここに連絡ください、そういう話で、回覧板は回ってはいるんですが、果たして回覧板一つで、みんな承知していたのかななんてちょっと危惧するところがあるんです。もうちょっと分かりやすいやり方があるような、議会の中でそんな話があったんです。シール一つ入り口ところにちょいとつけておけば、何かあったときには、ここに電話すれば何とか対応できるんだな、そんな話で紙、A4判の紙1枚、黄色い紙1枚が来ましたけれども、あれをメモしている人がいるのかなと思ったら、うーん、なんという話があったんでね。何かあったときに即電話できるという安心感みたいなものはきっとあるんだろうと思うんですね。それをぜひ形としてできないものかな。そんな思いで、何か、コロナの何か、危惧するようなことがあったらば、ここに電話すれば対応してもらえますよ。そんなのが、A4判のあれでも、私は分かったんですが、メモ書きしておきましたから。でも、あれそのままスルーしている人、結構多いのかな。そんなことがちょっと危惧するもんですから、何かもうちょっとこうすぐにこう対応できるような分かりやすい、健康福祉課長あたりでちょっと何か分かりやすい何か、家にちょいと置けるようなやつ、ちょっと考えてもらえればいいのかなと。 まだまだ、コロナの問題は収束の話に行き着くような状況はないと思っております。私がこの問題を解決するような、提案できるような話は全くないんです。ただ、このワクチンが出てくるというのが仮に早いとしても、本当に今年度中いっぱいは、やっぱりコロナの影響を大きく受ける年なんだろう。令和3年はやっぱりそういう年になってしまうのかな。今は被害が拡大していない。塙では大きな問題になっていないから、経済はまあまあ動いている。しかし、これがちょいと出てきたときは、医療崩壊という問題が出てくるのかな。そんなときに、じゃ、対応策、医療体制というのはできているのかな。そんな心配は実は町長、町民の多くの人が言っているんですね。これも、やっぱり分かりやすい形で、対応策はこの状況であれば心配することはないですよという、そんな安心メールみたいなものができるといいなというふうに思っているんですが、現実は塙厚生病院の体制というんですか、コロナ体制というのはどういう形になっているのか、確認したいんですが。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 現況でありますから、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、お答え申し上げますが、まず塙厚生病院の体制ということでございますけれども、これは塙厚生病院に限らず郡の医師会と町村の自治体が協議をしておりまして、どの病院でもそういう状況になった方については、必ず事前に電話を入れていただいて、それから病院に来てくださいということで、発熱者がいきなり病院に行ってしまって、もしコロナに感染したとすれば感染拡大になってしまいますので、そういう意思徹底は各病院等しているところでございますし、その方法についてもIP、それから回覧板等々で各町民の方へは知らしめて、郡内統一して知らしめているところでございます。ですから、厚生病院のほうでもそういうご連絡があった場合には、当然そういう形で対応して、ある病院ですと中に入れないで車の中で待ってていただいて、車の中でまず対応しているという部分がありますが、現在の塙厚生病院は入り口は当然、方々から入れないように集中して1か所、それから受付時間も以前のように朝無条件で解放しているわけではなく、7時半からの受付時間ということで入り口の制限、そして、入り口には消毒、それから大きなテレビのような画面がありますけれども、それについてそこで瞬時に体温が測れる、温度が測れるような体制で、まずそういう疑いのある方について、入らないような体制ということで、現在はそういう体制を取っている状況であります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) そうすると塙厚生病院では、コロナの陽性者の対応できる病棟というんですかね。病床というのはないと言ったほうがいいんですかね。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) そこについては県のほうからも、多分一番ちょっと別な話になりますが、どこの医療機関であればPCR検査が受けられるのかということがあると思うんですけれども、そこについては医師会には公表になっていますが、自治体には公表になっておりません。ですから、どこで受けてくださいということも私のほうでは言えませんが、今のところの状況ですと塙厚生病院はコロナの患者、発生した方について受け入れる病棟はないというふうに私のほうでは認識をしております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 承知しました。 現実陽性者がいないという、1名いると言っても対応は終わっていますし、つながりとして感染が拡大している状況もないので、別にいいかというところでもあるんですが、この先の話で言うと、何となく心配は残ります。やっぱり、近くに対応してくれる病院があれば、それは気持ち的にも安心という話もあるし、かといって医療関係者のほうの都合の話で作られた組織形態だというふうに思えば、これもやむを得ないのかな。しかし、町民の気持ちで言えば、やっぱり不安は払拭しない、そんな気持ちです。私もそういう気持ちに今なりました。分かりやすい形というのはやっぱり大事なんだろうと思うんで、ぜひちょっと詰められるところは詰めていただきたいなというふうに思います。この問題が大きくならないように、私らも気をつけていかないとならないな。 この町は、やっぱり小さな弱い町です。だから、何か起きて大きな問題が起きると対応能力はあるかといったら、コロナ一つだって対応能力って、まあほとんど皆無に等しいぞというところになっちゃう。この町だけでやり切れるという問題ではないというふうに思っているものですから、ぜひ拡大しないための対策というのはまず第一に必要になる。そう思いますので、ぜひとも課長、よろしくお願いしたいと思います。 最後の質問です。 新庁舎建設についての話です。 私、いろんな人からこの話を一応聞くんですよ。新庁舎を造りたいという話が出ています。この問題について皆さんの意見はどうなんですかね、というふうにざっくりな話でスタートをするんですね。それすると、大体出てくるのは、急に出た話なんですかという話、それから、矢祭の庁舎を見たらばそんなぜいたくなやつ要らないよねという話、そんな話が大体なんですよ。私はそれに対応するように、今の庁舎がいいかどうかというのが一つあるんだろう。それから、優先順位で、何が優先されて、予算を振り分けるかという話になったときに、今の庁舎が私はいいとは思っていない。使い勝手が悪い。前、1年生議員のときに、庁舎の造り方が悪い話の中に、一つは自分が必要だからその課に行きたいというときに、課が遠いんです。呼びつけて来ていただかないと話が進まない。もう、町民はどこまででもちょいっと行って、担当の人と話ができるオープンな庁舎というのは、やっぱり理想形だろうし、できるだけ早く造っていただきたいなというふうな思いがあったものですから、私は庁舎っていうのがそういう機能性の高い多機能の庁舎は必要なんだろう。そんな思いがあるんです。ただ、一方では無駄遣いだと、こういう人もいるんですよね。ここは、そんな大きな問題ではなくて、ちゃんと説明がきっちりできれば、私はそこは埋められるもんだろうというふうに思うんですが、説明、ちゃんとした説明ができなければ、誤解だけが蔓延するという話になっちゃうんだろうと思うんです。そこの部分をこれから町長がどのような形で払拭してくださるという話になるかと思うんです。どこまで機能性のある庁舎なのかというのがキーワードになるんだろうと思うんですよ。こういうこと、この庁舎を造ることで何がよくなる、これもよくなる、あれもよくなる、だから今なんだ。こういう関連的な話ができれば大きな問題はなくなるんだろうと思うんですが、ただ新築して造るんだっていうだけだったらば、ちょっとこの問題はもめていく話にはなるんだろう。 その辺で、町長にいろいろ持っているんだろうと思うんですがね、やっぱりそこが大事なんだから、そこどうやって町民の方に説明していくかだと思うんです。今日の今日で言ってもらえるかどうかなんですが、まあ思いはあるわけですから、ぜひ新庁舎建設の必要性をちょっとここで一言お願いしたいと。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご承知のように、この建物、築50年ということで、何度かこの前の全協の中でも説明はいたしましたけれども、やはりRCコンクリートには耐用年数があるということで、最大もってもあと10年、15年という世界になるだろう。その間に、もう一つ前と同じぐらいの大きさの地震がないということは誰も断言できないという状況であります。結局、一番はこの建物自体がぺちゃんと潰れない、崩壊、倒壊しないまでも、機能不全になったときに、町民に対する行政サービスという言葉がよいかどうかですけれども、代替策を含めてしっかり対応を取らなければならないときにも完全に機能不全に陥る可能性がかなり大きい。ですから、改修、これは喫緊の問題であるというふうには捉えております。それもあって、計画の中にも盛り込んではおります。ただ、この計画の中で、改修、改築という言葉が出てきたんですけれども、改修は実際に試算してみると、7、8億のお金がかかる。しかも、それである種の耐用年数が上がるわけでもない。そうすると、今、7、8億、10億近いお金をかけて改修をした後、あと何年か後にはもうこの建物自体がある種もう耐用年数を過ぎてるから建て替えなさいとなったときには、まだそれ以上の膨大なお金がかかってくるという心配はございます。 ただこの中で、大変急ぎの、急ぎというんですかね。早急な決断を迫られておるといういうのは、これ震災等が絡んでの制度であるとは思うんですけれども、普段には庁舎、これは全く町の自己資金でやらなければならない。それから、借金もできないという話をいただきました。これもちょっとびっくりしたんですが、借金ぐらいできるのかなと思ったら借金もできない。あくまでも、積み立てたお金、まあまあ公共施設というんですかね。この改築のためのお金積んであります。10億くらいですか。このお金を使って一発でやらなければならないという方向が、これが今までの庁舎の改修に対しての国の方針だったんですね。 ところが、今回に限りましては、市町村役場機能緊急保全事業債、これを認めるというふうな本当にこの年度内に、実施設計というんですか。設計を行い、そして4、5年後になるだろうと思うんですけれども、建物に着手ということに、3、4年後になると思うんですけれども、着手という形になる。そうすると、町にとりましては、この事業債ですか。緊急保全事業債、大変ありがたいことには一部交付金の措置をいただける。簡単に言えば、こういう弱小自治体にとっての補助金という改修もいいと思うんですけれども、何億かのお金が補助していただける。なおかつ、その残ったお金、仮に10億のお金、資産では2億8,000万円云々と話をしておったようでありますが、7億というお金を今度は分割払いできる、これが大きいですよね。一遍に公共積立金、公共施設改修のための積立金を一遍に使うんでなくて、延べ払いをしていけるということであれば、町にとっては大変ありがたい。 それともう一つ、私、これは一番大きいのは、私は出る入るは商売やっていたもんですから、多少その学習しておるんですね。ちょうど、この建物を造った、そして返済の始まる頃、これが大きな起債、償還が終了するんですね。そうすると、多少この建物を造ったぐらいの償還は十分に、その償還終了した分で補填していくことができるということで、財政的にも大変町にとってはありがたい財政というか制度。これを逃すと、この後はもう完全に起債なしの一発、手持ちのお金でやらなければならない。これ補修をやって今後20年、30年、50年もつんだったらいいですけれども、もたないということもありますから、本当に厳しい状況下ではあるんですけれども、これはこの後、塙町の負の遺産として残さないためにも実施していくべきだろうと。しっかりと考えていくべきだろう。 ただし、お金はかけたくないです。最低限の建物という言い方は何なんですけれども、もう華美、それからデザインがどうのこうのではなくて、雨露はしのげて、そしてしっかり仕事ができる環境、そして町民の一貫した住民サービスができる、こういうふうな機能を有していれば、それ以外はもう全部我慢してもいいから、そういう建物でいいだろうと。お金をかけないというところを基本に考えています。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 私の一般質問もそろそろ時間が近づいてきたもんですから、私の思いだけちょっと言わせていただいて終わりたいと思うんですが、新庁舎建設に対して賛否だけで言いますと、本当に半分半分ですね。やっぱりだめだ、もたない言い方というのがあるんですね。でも、私的には、次の時代を創るための布石という言い方をすれば、そのときの対応策というんですかね。この新築しました、しませんの話じゃなくて、こういう機能性を持たせて、次の世代のためにつくり上げられる、そんな思いの強い形もつくり上げておかないとならないですよね。倉庫がどこにあるんだか分からないなんて、あんなばたばたしたような形じゃなくて、倉庫はそれぞれの課の後ろにあって、常に、5年前の資料を出してくれと言ったときにさっと出せる。町民がちょっと行ったらば、それぞれの課ですぐに対応できるような、そういう流れができる庁舎、そんな機能性というんですかね。次の世代にも対応できる、そういう庁舎であってほしい。 新築、それから今までどおり、そんな話ではなくて、次の世代をつくるための庁舎というのを考えてほしいと思うんです。それと、町長が言ったような話、補助金の話、それから起債の話、いろいろあると思うんですが、これはなかなか町民の人には理解してもらえないところがありますが、ここも含めて理解してもらわないと、事は大きくなってしまうというふうには思うんで、ぜひ執行部全員で共有して、新しい庁舎はこういう時代に合わせたつくり方しますよ。だから、ぜひぜひ期待してください。お願いします。まあそんな流れができるといいのかな。ぜひ、いろいろ模索しながら新しい時代をつくっていきたいと思います。町長、では最後に。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) いろいろお話をいただいてありがとうございます。 もう一つお話をしておかなければならなかったことがあります。と申しますのは、この改築ですか。これは防災機能ですか。災害時の対応が十分にできるような機能、これは最優先に考えたい。機能不全にならない。どんな状況下であっても機能不全にならないような建物であってほしい。これはしっかりと求めていきたい。 それと、今度の話、先ほどの話も含めて、今町に勤めている職員の皆さんにこの内容、ぜひ理解していただいて、どのような方にもどのようなお話ができる。職員全員がこういうふうな状況で、こういうものが必要ということで取り組んでいるんですよという話をしてもらえるような、しっかりとした、啓蒙、啓発を職員の中でやっていきたい。しっかりと職員にまず説明していく。当然、それ以前に議員各位のご理解、ご支援はぜひ必要な部分でありますけれども、そういう方向で進めていければと思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 青砥與藏君。 ◆8番(青砥與藏君) 時間が来ましたので、これで一般質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) これで、8番、青砥與藏君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前10時00分               再開 午前10時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △諸般の報告 ○議長(割貝寿一君) 本日付にて、請願第2号 日本政府に核兵器禁止条約の調印・批准を求める意見書の提出に関する請願についての委員会審査報告書が提出されました。また、少数意見の留保があり、委員長を経て少数意見報告書が提出されました。それらの写しをお手元に配りました。 これで、諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △吉田広明君 ○議長(割貝寿一君) 次に、7番、吉田広明君、登壇願います。 持ち時間は11時12分までです。 吉田広明君。     〔7番 吉田広明君登壇〕 ◆7番(吉田広明君) 7番議員、吉田広明です。通告に沿って質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、塙町の陽光桜が明治神宮の百年祭に合わせて11月1日に植樹が行われ、町長も出席されたようですが。植樹された経緯と、これは大切なきっかけですので、今後町の知名度を上げるためのPR戦略を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、吉田広明議員のご質問にお答えを申し上げます。 お話のように、11月1日、明治神宮鎮座百年大祭の当日、参拝と植樹されました陽光桜の見学ができましたことは大変うれしく思っております。また、特筆すべきは、明治神宮内の約3万6,000本ある樹木の中で、唯一の桜が塙町の桜となったということで、大変感慨深く思っております。と申し上げますのは、あと、明治神宮には花の咲く木はないという話も聞いております。植樹された経緯ということでありますが、今回、明治神宮に植樹されました陽光桜は、3月20日から開催されました神宮の杜芸術祝祭の一つ、東北桜奉納際に際しまして、希望ヶ丘花木生産組合の生産しました桜を奉納しました。本来であれば、東北桜奉納祭終了後に塙町に戻る予定ではありましたが、明治神宮の第11代宮司、中島精太郎氏がこの桜のすばらしさに感銘をいたし、ぜひとも明治神宮内に植樹したいという思いから、専門家が調査し陽光桜に最も適した場所に植樹されたと、こういうふうな経緯を聞いております。 そして、これを契機にPRということでございますが、今回植樹されました場所、これが一般の方の立入りが制限されておる場所であるため、大々的なPR、これは難しいだろうと思っております。町内の桜の名所、枝物として出荷される桜とともに、明治神宮の杜で唯一の桜の木が塙町の陽光桜ですと控え目にPRをしていきたいなと、このように思っております。 また、もう一つ、この桜とは別に、今年の9月に塙町竹活用推進協議会を通じまして、塙の竹が明治神宮内に展示されております。この結果、塙産の竹を明治神宮の竹垣に活用したいという話もございまして、今後ますます明治神宮との関係が深まっていく感があります。様々な方々のお骨折りをいただきながら実現したせっかくのご縁でございますので、この縁を切ることなく、明治神宮のネームバリュー、特に都内にあっては大変な重さがあるというか、東京の人たちは本当に明治神宮というのは大好きなんですね。こういうふうなものもありますので、このネームバリューをお借りしながら、塙の知名度をアップできればと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 民報の10月30日付でも、花木などの奉納は極めて異例ということで、記事が掲載されております。そのほかちょっと聞いた話なんですけれども、芸術祭等で出品、作品ですね、展示にされた方々の一部の商品というか作品ですか、も、何か塙との交流として、対応されるんですか。そういう話もちらっと聞いてはおるんですけれども、そういうことも含めて、今後とも芸術というのもおこがましいんですけれども、そういう方々の交流の場の提供の場所として、塙町がいい方向に向かっていければよろしいのではないかなと思っております。ぜひ、前向きに進めていっていただきたいと思います。 それでは、次に、定住促進、農業振興は一つのパッケージとして可能性があると私は考えています。1990年代から半農半Xという言葉が言われてきました。10年以上前に塙町に移住された方も地区の水田を任され、規模拡大をされています。また、県内移住者で、自宅でテレビの番組の編集をしながら農業もしています。現在のコロナ禍で、以前は全く売れなかった那須の別荘地は需要がますます高まり売れております。価格も数倍に跳ね上がったという話や、工事が間に合わないという話も白河の設計事務所の方も言っておられました。さらに、鮫川村の女性は、コロナ禍で、勤務日数を減らされ、農業を始めた人もいます。知人や友人たちの助けを借りながら、遊休農地補助金を申請し、米や麦、野菜を作り始めました。ここに援農に来ている人たちの理由は、コロナ禍で食べ物は自分たちで確保したいという話でした。このような話は、鮫川村に来ている人たちだけではないと捉えています。首都圏などで、非正規で雇い止めになった若者の中にも、田舎で暮らしたいと思う人もいます。 そこで、質問をしたいと思います。 塙町も空き家の情報を福島県宅建協会に提出していると思いますが、実績や町の新たな移住定住促進企画などがあれば伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 空き家バンクの実績等についてでありますが、お話のように平成30年に塙町と県の宅地建物取引業協会との間で空き家の媒介に関する協定を締結しております。空き家バンクの登録者と利用者との売買、賃貸借などの媒介を行うことで、より利用しやすい制度といたしました。令和元年度には、空き家バンクホームページを開設いたしまして、塙町のホームページ上で公開しております。また、空き家バンクについてのチラシを全戸配布をいたしました。そして、令和2年度、空き家バンクチラシを固定資産税納付書に同封し加入促進、これを実施させていただきました。この塙町の加入促進方法、大変斬新であるということで、空き家対策連絡調整会議県南地方部会で大変有効な手段として各市町村に紹介されております。情報としての、昨年、本年の11月末の空き家バンクの登録件数情報といたしまして、これは6件、うち契約件数は2件となっております。また、ホームページ閲覧数ですか。これも11月末現在で970回となっております。今後も情報発信をしっかり行いまして、定住促進に向けての大きな力、後押しのバックアップというんですかね、大きな力にしていければと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) まだ、空き家バンクの登録は始まったばかりで実績等はそんなもんだとは思いますけれども、空き家自体はまだまだ数があると思います。登録者数を増やしながら、前向きに空き家の解消に努めていただきたいと考えております。 塙町に移住する人たちの年収のことで話を進めますけれども、500万円くらいにしなければと。年収をですね。という声も聞きます。厚生労働省、事業所規模5人以上、月間給与、令和2年8月統計速報で、月額40万円以上の就業形態の給与総額で見ると、電気ガス業、通信情報業です。一般労働者では、電気ガス業、情報通信業、金融業、保険業、学術研究等です。パートタイム労働者は、17業態で7万2,634円から15万5,507円と書いてあります。このような、コロナ禍の中で総務省が5月に発表した休業者数は、前年同月の117万人から、過去最多の597万人で、420万人増加しました。この状況が続けば、求職者は失業者になってしまいます。様々な要因で地方に移住を考えている人たちもいます。これは、中山間地の町村にとってチャンスだと思います。塙町に来てくださいと単に言っても無理だと思います。比較的優位性で魅力的な情報発信することが必要不可欠です。コロナが及ぼす塙町の農業への影響をどのように考えていて、どのような活性化を図るべきなのか、まず対策を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 まず、塙町に移住していただく。そして、できれば農業ということでありますけれども、この条件、塙町はすごく合致している。特に、町としましては、ふだんからその一端として、農泊ですか、体験、それからモニタリングツアー等と、やっております。もう何年も。そのアンケートを見ますと、大変皆さん好意的な返答というんですか。回答をいただいておる状況を考えると、本当にここの町自体が、そういう人を受け入れる下地がきっちりできているというふうには思っております。ただ、足りない分であるとすれば、これをしっかり皆さんにお知らせできない、知っていただかないというんですかね。分かっていただいていない部分、もうちょっとしっかりと宣伝をする等々。宣伝という言葉はあれですけれども、都会の方とかに住んでいる方に話を聞いていただく、それから塙町を分かっていただくことで、移住を決意していただく。 それと、このコロナ禍ということで、東京の人口が毎月少しずつ減っているらしいですよね。これが全部郊外に出ているという。先ほどの那須の別荘地の話もございましたけれども、これを考えますと、今本当にチャンスだろうと。それから、テレワークというふうな部分も考えますと、本当にしっかりとした施策によっては、人の増加、本当に人口の増ということも期待できるんではないかと思っております。ぜひ、我々行政側の人間だけではなかなか対応し切れない部分もございますので、それぞれにアイデアですかね。新しい発想等々ございましたらば、ぜひ議員さんが取りまとめ役になって、お話を持って来ていただいて、町とそれから町民が一体となって、この対応を図っていくということは必要だし、これはぜひやっていきたいなと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 最近の話ですと、移住定住促進のために農林水産省が農協に、JA関係に業務の内容をお願いして、農協さんが移住定住の促進事業を始めるということがニュース等で出ておりました。しかし、移住定住の一番大事なところというのは定着率になってきますので、やはり行政がメインになって私は主体的にやるべきだと思っております。そういう中で、先ほども話しました所得、年収のところなんですけれども、若い方々は非常に生活が厳しい状況だと思いますけれども、貯蓄率と負債額ということで見ると、40歳あたりは貯蓄が691万円で、負債が1,341万円。これが50歳から59歳になってくると負債額が減ってきまして、貯蓄額が1,704万円と負債額が652万円。70、80、90といくごとに貯蓄額が増えてくるんですね。 これは、総務省の家計調査報告の2019年度版の結果内容なんですけれども、これから話をする中で、若い人たちの新規就農の一番の障害というのは、機械設備の投資が大きく、従来の融資制度での返済には、異常気象が及ぼす水害などで、風水害ですね。年収計画が見込み違いになった場合、大きなリスクになります。福島県の新規就農相談資料の福島県農業振興公社発行を見ると、新規参入1年目の平均費用が水稲、麦、豆で556万円。施設野菜で826万円。花卉花木で763万円。酪農で2,474万円とあり、最低の露地野菜では319万円と書いてあります。これがボトルネックに私はなっていると思います。新規就農した場合、多額の返済に追われる場合もあります。ここに町は積極的に介入することが必要だと思っております。例えば、行政の業務委託のような組織で、農業センター組織みたいなものをつくり、業務内容は農地の紹介や援農のプロジェクト、農機具などを貸出しするシステム、町内の農業者を技術講師とする支援など、従来の農業政策のように計画書の作成そのものを行政審査などにとらわれないで、新しい仕組みづくり、今まで足りなかった就農支援を見つけながら農業の再生をすることもできるのではないかと、そういう構想があればちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご案内のお話でありますけれども、なかなかすぐにという形は難しいだろうとは思っておりますけれども、私は今までの農業政策というんですかね。国も含めた。決して成功裏にいっていると、こういうふうには思っておりません。新しい形での行政の関わり、これはぜひ考えていくべきだろうと。まずは一番先に、この行政側におる人間が、その縛りを解くというところから始まり、そして可能性としてできるものがあればしっかりと取り組んでいく。前例にこだわることなく取り組んでいくというふうな姿勢はしっかり持つべきだろうと思っております。ですから、先ほどお話ししましたように、新しいアイデア等々たくさん持っている方はいらっしゃると思うんですね。ぜひ、そういうお家に行ってお回りになってお話を聞いて、そしてそれをまたこういう形でご披露、もしくは担当課のほうにこういうふうな方法でどうだろうねというお話等も含めて、議員さんが足を運んでいただければ、また新しい展開も見えてくるだろうと、こんなふうに思っておりますので、その辺しっかりとご期待を申し上げたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 先ほどの話の中で、援農プロジェクトというのがありますけれども、もはやホームページのサイト上では、例えば全国1万人援農プロジェクトというサイトもあります。また、東京都内には有償で援農を支援するサイトも複数あります。このような、世の中の背景、流れになっておりますので、ぜひ前向きに移住定住、それと農業に絡めた形での振興策を検討していただきたいと思います。しかし、そこで、再度移住定住の一番の問題であります、何というんですかね。テレワークとか、移住を提案することも可能だと思いますが、非正規で雇い止めを受けた農業に興味のある人に対して、就農の可能性もあります。移住後に、町内企業で働きながら、休日に技術習得のための援農などを含め、様々な仕掛けが考えられます。今、農家の現状は、後期高齢者ばかりと言えるくらい高齢化が進んでいる現実があります。農家の後継者が町外に住んでいて、退職後にしか戻ってこない期間、有償無償で援農してもらうとか、固定資産税程度で農地や農機具、設備を無償で貸し出し、遊休農地を増やさないとか、農地と農業の維持、もう一回ちょっと詳しく回答があればお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 農業の継続、それから農地の維持ということであろうと思います。先ほどお話がありましたように、高齢化が進んでおり、そして、今までとは同じ農地面積ですか、これを今までより少ない人で耕作するというのは大変難しいという状況にもあります。人が減っても面積は一緒、これはなかなか難しい状況がある。それと、これは私の考え方なんですけれども、人口が減れば当然食料の供給量も減る。そのことによって農地面積も減り、今まで農地であったところが、山に森に戻っていくというのも、また自然の摂理なのかなという思いもありますけれども、その中にありましても、やはりこの地で生きている我々にとりましては、しっかりとその計画は進めていかなければならない。じゃ、農地の維持管理、これはしっかりと進めていかなければならないということでありますので、国の施策の中で、現在、人・農地プランの実質化を図り、農地の大規模化、農業の効率化という施策、これが進められておるようでありますが、これは全ての農地に適した手法であるかというと、これは大変疑問が残ります。各地区において、その地区の特性を生かした、やはり農地の維持の管理、維持管理、これは当然選択されなければならないという思いも持っておりますので、一つ一つ今までの手法、それから実績にこだわることなく、新しい形での農地の維持、それから農業をぜひやってみたいという若い方を受け入れる体制も含めて、大変興味深いところでありますし、町にとってはこれから先々を考えるときに、大変重要な事案でもあるということで、しっかりと取組を考えていきたいなと、このようには思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 移住希望者の多くは、地域でのたくさんの行事や共同作業などに対して経験がなく、不安があります。郷に入れば郷に従えとは過去の価値観で、いきなり地域の慣習になじめとは強要でしかなく、穏やかになじませる地域の寛容さも必要だと思います。そこで、以前も提案したんですが、小さな移住計画地区を設ける、最初はその移住地区だけで協働を完結してもらえますが、年次活動の中で、穏やかに隣接住民との交流を増やし、地域とのつながりが深まれば、さらに地域の協働に向かうのではないでしょうか。移住の課題である一番の住宅の確保が大切です。私が思い描くのは、1区画、前回もお話ししましたけれども、200から300坪程度で、5から10区画を1コミュニティーとし、町内にできれば3、4か所、移住定着農業者向け住宅地域を設けてはどうかと考えています。住居は10坪から20坪前後の小さな木造の建物を最低額で賃貸し、そこへ定住した場合10年から15年後には所有権がもらえるとかにします。 例えばなんですけれども、常豊地区は常豊村、笹原地区は笹原村というふうに半農半Ⅹのようなことで定住していただきたいと思います。Xというのは、テレワーク、今、テレワークが主流になりつつありますけれども、テレワーク移住や町内企業で働きながら穏やかにファーストステージに立ってもらい、認定農業者制度や農業法人化ではない考えで、セミリタイア、セカンドキャリアの就農も受け入れ可能としながら、一番大事な価格決定権のある自立型小規模農家を育てていくためのプランの実施は可能なのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、ご質問にお答えを申し上げます。 移住定着農業者向けの住宅地区の設置は可能なのかとのおただしでございます。大変すばらしい発想であると、このように思っております。現代は多種多様な価値観が存在する社会でございますので、移住者に無理に地域の習慣になじませようとする、また逆に地域住民とは遠ざけようとするとか、これ全て行政が決めるものではなく、個々の自由にすべき、このようには考えております。自由な活動の中から、移住者と地域住民の価値観が合っていけば、行き合っていけば、本当に町に定住していただける、こういうふうには思っております。 また、先ほど来の話、議員の提案が大変具体的でございますので、法的な問題はないか、また実現にどのぐらいの予算を要するものなのか、使える補助事業はあるかなど、利用できる場所はあるかなど、現時点では未確定の部分が大変多うございます。この場で設置可能か否かの回答は差し控えたいと思いますが、今後担当課において調査研究をさせていただいた後に、いろいろなソフト事業などを組み合わせながら、実現可能の判断を行い、事業化を考えていきたいと、このように思っております。町内ですか、4か所ぐらい使ったらどうだというそういうふうな定住住宅ですか、住宅を。あと、この中の一つの手がかりとして、北野・松岡線、これの実現に伴いまして、国道118号と常豊地区とのアクセスが大幅に改善される、これを鑑みますと、常豊地区、日照時間も大変日当たりもいいということで、お考えをいたしておりますので、その辺一番先に考えてもいいかなと、こんなふうにも思っております。また、それぞれの地域の特性、これをしっかりとつかんだ上で、その地域の特性に合った農業振興ということは当然考えていくべきだろうと、このようにも思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 将来のビジョンということで話しておるので、来年できるということではないので、十分検討していただきながら、多分世の中の流れが大幅にそういう方向にシフトしていくであろうなということで私は考えておりますので、本当にここで手を打たなければ、塙町の農業と農地の維持というのはますます困難になっていくと思います。私もその一人に入っておるわけなんですけれども、そういう中でいろいろ首都圏から、または郡内から、県内から、いろんな方とのお付き合いの中で就農したい方の声というのはたくさん聞いておりますので、少なくとも受皿を町側として窓口を開いていただければ、条件はいろいろあると思います。500万円年収がなければいけないと言う方もおりますけれども、別にそれにこだわらなくても手に職を持ったり、技術を持っている方もおりますので、その方はその方なりに収入の独自の確保がある方も今までたくさんおりましたので、収入のところはあまり深く考えてしまうと規模拡大の農業というふうに走ってしまうような状況になりますので、ちょっと価値観が最近は変わってきているのかなと私はそう思っております。 それでは、3番目の質問に入らせていただきます。 企業誘致とドウダンツツジの誤伐関連について伺います。 塙町での誘致企業は、東日本大震災以降誘致の実績があるのかまず伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、お答えを申し上げます。 内容的なものではありますので、担当課の課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 議員おただしの東日本大震災以降の企業誘致数ということであろうかと思いますが、まず、平成24年に林間工業団地のほうで増設会社、25年にやはり工場の増設会社、26年に高城地区のほうに新規の誘致があります。また、平成28年にやはりこちらも現在あります塙町の工場が塙林間工業団地のほうに増設を1社、また平成31年に伊香地区になりますが、1社新規で誘致をしてございます。また、本年3月常豊地区のほうに1社ということで、新規が3社、増設が3社で計6社ということになります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 新規が3社ということで、実績は分かりましたけれども、そうですね、企業誘致、誘致企業として、工業団地などで操業している企業さんには固定資産税の減免措置があると思います。その条件ですか、内容をちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 税の減免制度につきましては、塙町の税条例において、各税目の減免に係る規定はございますが、誘致企業に対する減免制度はございません。誘致企業に限った制度ではございませんが、塙町税特別措置条例等に基づく法人等が該当要件を満たせば固定資産税の課税免除という税の優遇制度を受けることができます。詳細につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(生田目敏夫君) それでは、お答えを申し上げます。 誘致企業に対する減免制度という形ではございませんが、固定資産税について課税免除という制度がございますので、そちらのほうをご説明いたします。 塙町で現在、実際に課税免除が行われている制度は、まず塙町税特別措置条例、今回の条例改正のほうも提案させていただいておりますが、そちらのほうに基づいて、過疎法、過疎対象地域でありますので、塙町は。過疎対象地域である町内において、一定の金額2,700万円以上の設備投資、新設または増設した企業等に対して、設備投資した資産の固定資産税を3年間課税免除をするというのがまず一つございます。 次に、塙町復興産業集積地域における固定資産税の課税免除に関する条例に基づきまして、いわゆる特保ということで、東日本大震災復興特別区域法に係る復興推進計画における町内の復興産業集積区域内において、一定の設備投資を行った企業等に対して設備投資した資産に係る固定資産税を5年間課税免除するものがございます。その他の地域経済牽引事業促進区域における課税免除であるとか、あとは塙町地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例に基づく課税免除等がございますが、こちらのほうは現在該当している物件はございません。 課税免除のほかに塙町税条例、こちらのほうに基づいて固定資産税の課税の特例というのがございます。先端設備等導入計画の認定を受けた中小企業のうち、これも一定の要件を満たせばという形になりますが、償却資産、こちらのほうの設備の課税標準額、こちらの課税標準額を3年間ゼロとするということで、そこにはかかってこないというような制度、それから経営力向上計画に係る償却資産設備の課税標準額を3年間2分の1にする、半分にすると、減額するというような税の優遇制度はございます。減免制度というよりは優遇制度で今申し上げたような制度がございます。 以上であります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 優遇制度ということで今後も継続していくものと思われますけれども、そうであれば数少ない誘致企業の名前を出すのも変ですけれども、フラワーキングさんという会社に出資した60万円はあくまで出資金ですが、企業減免ですか、税の減免もなく、家賃や納付された金額から考えると、貢献度合いは正当に評価すべきだと思います。たまたま間違いで国有林、共有林の低木、雑木といわれる、ドウダンツツジの枝を切ってしまいました。これらが書かれた、経緯が書かれたのが、12月号の月刊誌に記載され町内に出回っております。塙町として記事掲載の取材は受けたのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 取材ですね。これは一切受けておりません。大変一方的な記事で甚だ遺憾に思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 8月定例で説明は聞きましたけれども、業務委託契約者であるフラワーキングと塙町観光協会との業務委託関係で、国有林と民有保安林の誤伐はどうして起こったのか、コロナ禍の中で観光協会もイベントが著しく少なくなり、雇用を維持するのにも大変いいことだと思いましたが、再度経緯説明をお願いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 経緯ということでございますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 吉田議員のご質問にお答えいたします。 今回の経緯といたしましては、ふれあいの森の整備に関して観光資源整備事業補助金で塙町観光協会が低木類の下刈りと除草作業を行いながら、併せて町観光協会が株式会社フラワーキングと覚書を交わし、ドウダンツツジ伐採と搬出を行うこととなりました。なお、観光資源の整備のために伐採したドウダンツツジの売払いについては、事前に覚書により観光協会が塙町の承諾を得てから実施しております。令和2年5月19日に農林推進課、まち振興課職員と塙町観光協会職員で町有林と国有林、民有林、誤伐した共有林も含みますが、これらとの境界を確認し、スプレー等で目印をつけ、作業員が共有林以内に立ち入らない措置を講じ、令和2年5月21日から町有林にて作業を開始しました。令和2年9月議会一般質問の通告及び棚倉森林管理署さんからの、境界を犯して伐採をしていないかとのご指摘を受け、改めて現地を確認したところ、国有林内で21本、共有林内で256本を誤って伐採していることが判明したところです。原因といたしましては、作業前に境界位置を説明し、伐採範囲を指示してから作業に入ったところでございますが、当時はドウダンツツジや灌木類が繁茂し、見通しが悪く、作業員が作業する箇所を明確に分からなかったこと、また、伐採したドウダンツツジが境界である尾根付近に多く自生しており、作業員が山林内での伐採作業が未経験のアルバイトな上、伐採作業に夢中になるあまり、境界を考えずに伐採してしまったものと考えられます。 誤って伐採した共有林内の256本は共有者全員に、町及び観光協会から経緯の説明と謝罪を行うとともに、観光協会から代金を支払ったところでございまして、国有林内の21本も観光協会から代金を支払うということで、棚倉森林管理署さんと協議が済んでおります。また、保安林内で、低木の類であっても、伐採したことについては福島県の所管となりますが、今のところ特に指導はありません。森林法施行規則第60条第1項第4項で規定する低木類の伐採でございますので、問題はないと解しておりますが、何か指導、指示があれば、真摯に対応いたします。今後は、伐採は現地境界を確認した観光協会の職員が行うこととし、アルバイトは運搬のみの業務分担とし、このような事案が発生しないように再発防止に観光業界とともに努めてまいります。 以上、経過と今後の対策を述べさせていただきましたが、今回の件につきましては町として観光協会への指示、監督が行き届かず、大変、町、町民の皆様にご心配をおかけしましたことおわび申し上げるとともに、今後はこのような事態が起きないように、再発防止に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 月刊誌の見出しに民有林、共有林も口頭承諾で伐採したと書いてあり、伐採との表現は全伐・間伐と同じように受け取った人もいます。今回は個人の民有林のドウダンツツジを間違って切ったとの説明でありますが、国有林や共有林との契約は結んでいなかったと聞いています。町も調査検証をしていると思いますが、個人及び共有林との契約であったことに間違いはないのか伺います。
    ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細になりますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 個人民有林との契約であったことに間違いないのか等々おただしですが、町有林以外でフラワーキングさんがドウダンツツジの買取り契約をお願いし契約したのは個人所有の民有林です。なぜかと申しますと、民有共林有林は共有者の中に不在者や相続未登録者などがいることが多く、権利関係が難しいためお声かけを控えておりました。そのために、個人の所有の民有林だけに限ったということになっております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 棚倉森林管理署も特段に罰せられるようなことはなく、国有林側にも国有林のラインをはっきりさせていなかったので、今後そういうことがないように、厳重注意の中で、今回は不問にしましょうということで話が収まっていますと書かれておりますが、不問にしましょうということはどういうことなのかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話、具体的な内容となりますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 吉田議員のご質問にお答えいたします。 記事の中で、棚倉森林管理署の発言として、今後そういうことがないようにという厳重注意の中で、今回は不問にしましょうということで話が収まっていますと書いてありますが、私どもが聞いた事実は、今回は故意に伐採したものではなく、錯誤伐採であり、関係者が全て事実を認めており、伐採者が特定できたので、事件としては扱いませんということでありまして、町及び観光協会からそれぞれに始末書の提出を求められましたし、観光協会には民間の民有林に準じた形でドウダンツツジの代金の支払いも求められているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) ちゃんと事務上といいますか、法令に準じているんですか。そういう形で処理をされたと思います。契約の法令関係を再度確認したいと思いますけれども、2017年の改正民法で旧法にはなかった、契約自由の原則が明文化されました。契約締結の自由では、「何人も、法令に特別な定めがある場合を除き、契約をするかどうかを自由に決定することができる」、民法521条の1項や、契約内容の自由では「契約の当事者は、法令の制限内において、契約の内容を自由に決定することができる」、民法522条の2項、契約方式の自由では「法令に特別の定めがある場合を除き、書面の作成その他の方式を具備することを要しない」。官民契約の場合は、項に定められた積算基準により業務価格などが決まりますが、民民契約の場合はそのようなものはなく、企業独自の基準によるものか、あるいは契約前に両者の協議により決められても、決して違法性はないものと理解していますが、私の認識と町の認識に違いがあるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 契約締結の考え方、吉田議員お見込みのとおり、お話のとおり、民間と民間の契約の場合は町といたしましては、口頭契約でも全く問題がないと、このように解しております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田広明君。 ◆7番(吉田広明君) 最後に、私は民間と民間の契約に関して、議場で論ずるべきではないと考えています。これからも、町として誤解を招かないように十分な配慮をしていただきたいと思います。また、将来的に塙町が存続していくため、最低必要条件は新しい生活様式に合わせた事業展開であり、これからも企業誘致や定住促進、婚活事業の推進、教育環境の充実に努力すべきであると思います。 最後に、もう一言だけですけれども、私が法令関係で言ったことを、議運の中で1回話し合っていただきたいと議長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上もちまして、一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、7番、吉田広明君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時02分               再開 午前11時15分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △菊地哲也君 ○議長(割貝寿一君) 次に、2番、菊地哲也君、登壇願います。 持ち時間は12時15分までです。 菊地哲也君。     〔2番 菊地哲也君登壇〕 ◆2番(菊地哲也君) 2番議員、菊地哲也です。通告に沿って質問してまいります。 まず、役場庁舎改修改築工事についてですが、役場庁舎の耐震強度の問題、また、先日も議員数名で庁舎内を見せていただきましたが、庁舎もかなり傷んでいるのは分かりました。しかしながら、この改修、改築工事の話はあまりにも唐突な感じがしています。 そこで伺ってまいります。庁舎を改修するのか、改築するのか、庁舎整備検討委員会で方向性を判断し、役場庁舎検討委員会で基本構想をまとめるとなっておりますが、庁舎整備検討委員会の委員の構成を伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 委員の構成ということでありますので、構成委員、これは8名から構成されております。まず、行政区長連合会、そして農業委員会、民生児童委員協議会、東白川郡連合婦人会、金融機関、JA、商工会、社会福祉協議会、これの8機関の中から出席をいただいております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) その検討委員会の第1回の会議が開かれたと聞きましたが、どのような内容だったのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来、お話をいただいております庁舎整備検討委員会、11月に開催をいたしました第1回目の委員会であります。この中で、庁舎の現状と整備の方向性の選択肢について説明をさせていただきました。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 先ほど来、お話が出ましたが、改築をするならば3月までという時間がない中で、検討委員会の今後のスケジュールについて伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 12月中に第2回目の会議を開きまして、委員の皆様からのご意見をいただく予定となっております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 12月中に意見を伺うということなんですが、改修か改築かを決定するのはいつということになるんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この検討委員会のご意見、拝聴いたしましてから、最終的には私の判断ということになろうかと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 委員会で討議していくんでしょうけれども、最後に町長の判断ということですが、大体それはいつ頃を目途としているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 基本的にはタイムスケジュールというものもありますが、これ1月中ぐらいになるかなというのは考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) では、その役場庁舎が改築となる場合について伺ってまいります。 庁舎改築については急な話で、またこのコロナ禍で先が見えない中で、町民の方の中には今その時期なのかと思う人も多いと思います。町民の理解という点についてはどのように考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この判断につきましては、やはりの私の個人的な見解でもあるんですが、町民にとって最大の利というんですかね、有利な方向で進めていくことが、これ一番必要であるし、またこの町にとって先々の財政等々を考えると、これが一番最優先になるだろうと、このように思っております。この説明、この決定後ですか。これをやりましょう。今までのお話の経緯の中でもご理解はいただけたと思うんですが、改修ではまずお金がかかり過ぎる割には、投資効果というんですかね、これが大変低い。将来的なものを考えると、今、この制度、起債制度がある間に決定をして、その起債を十分に利用した上での改修・改築ですか。この方向が私は選択されるのかな、このようには個人的な見解としては思っておりますが、これも十分に検討委員会等の委員のお話をいただきながら、考えを進めていきたいと。 そして、当然、職員それぞれの思いを持っておるわけでありますから、この思いを聞きながら、しっかりと取り組んでいければと思っておりますが、これらは、先ほど来、急に出てきた話という話もあったんですが、改修はやらなければならない状況、これは耐震診断を含めてのこの町役場庁舎の機能自体がもう完全に今の高齢化の時代にはマッチングしない。これをきちっと解消できるというんですかね。便宜を解消、便宜を図ることができるような施設ではないということもありますので、この辺も含めて、先ほど来お話ししました、防災の拠点としてかなりの厳しい状況下であっても、この役場の機能だけは維持できる、これを最優先な建物を考えていいだろう。この中にありまして、この改修ですか。では、これが十分にと申し上げますか、それを完成させることはできないな、こんなふうな思いも持っております。あくまでも個人的な見解ではありますけれども、できるだけ町の、町民にとって最大限、利益を考えながら、町民の利益を考えながら進めていくべきだろうと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今のお話ですけれども、防災の観点からというお話もあったんですが、北の防災センターができるときも、そういうお話、防災、役場ではなかなか大変だということで防災センターを造ってきたというお話を聞いたと思うんですが、防災センターだけでは、要はまだ足りないといいますか、機能的に無理だということなんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 担当課長のほうで担っておりますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 防災センター建設時のときも同様の話が出たのではないかというおただしですが、確かに防災センターを建てるときに役場の現在の耐震の強度で言うと、拠点施設としてちょっと機能不全に陥る心配があるということで防災センター活用するための資金を得るため、防災センターを後ろに建てたという経過はございます。ただ、防災センターにつきましては、あくまで防災が、災害が起きたときに、指示とか対応をするための施設ということで、役場機能を持つ施設というのとはちょっと意味合いが違うということはご理解いただければと思います。あくまで、防災センターについては災害時の対応と。ただ、先ほど町長が申し上げました、役場庁舎の防災拠点となった場合には、役場機能も含め、避難の部分も含め、いろんな部分で機能として重要性があるのは、また役場庁舎としての機能とご理解いただければというふうに思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そういう話は、このコロナ禍の中で3密は駄目だと言われる中で、なかなか町民への説明などは難しいと思いますが、そういった機会、方法を何か考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) この計画、これが実施するという段階になりましたらば、できるだけ細かく歩いて説明をしたいと、このように思っておりますが、その方法についてはこれからコロナ禍ですか。新型コロナウイルス禍、これがどのような展開をしていくのかということもありますので、その現況をよく鑑みながら進めていきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、全員協議会での資料を基に、建物に関して伺ってまいります。 年齢、性別、障害などにかかわらず、利用しやすいように、いわゆるユニバーサルデザインに配慮するとありますが、どのような設計、レイアウトを考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 私、この立場に就任した当初から、フロアの改築ということを考えておりました。これは、総合窓口受付ということでなくて、各課が直接フロアの中でテーブルに向かうことでその課に出向ける。これ、先ほどの議員の質問の中にもありましたが、その便宜性ということを考えると、利便性ですか、ぜひ必要だろうということで、何度か提案をいたしましたが、大変膨大なお金がかかるというふうなお話を職員からされて断念しておったこともございます。ですから、基本的には、まず使い勝手がいい。それから、当然高齢者の方、それで子供、そういう方々にも、弱者と言われる方々にも、これは十分配慮した設計でなければならない。 先ほど来申し上げておるように、まず防災、これも町の将来を考えていったときには、安全・安心な町づくり。議員も消防団をやっておられるわけですから、これは本当に大切なことだろう。それに十分耐え得る、特に水害ですね。風自体はある程度建物の構造で防ぐことはできるんですが、水、これを町がかぶってしまうというか、庁舎がかぶってしまうことで機能停止する。そのマイナスはとてもとても計り知れない。それから、災害復旧等も含めた対応が大幅に遅れる等々、このような状況を考えたときには、やはりこの庁舎に最優先されるべきは、まず防災拠点としての機能の保持、それと高齢者に向けて、要するに町民が主人であるとそんなことを考えおるので、個人的には職員は、雇い主は町民であるというそういう基本的な意識をしっかり持った、それを表現できるような建物であってほしいな。そういう希望を設計士と、それから計画等の中で組み込んでいただければ、基本の計画の中にとは思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 燃料に、未利用資源の活用を検討するとありますが、この未利用資源、塙町においてこの未利用資源とはどういうものなのかを伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 省エネルギーとCO2削減のための太陽光、それからバイオマス、地中熱など様々な可能性、これを視野に入れまして、特に私はしっかり目を向けていきたいと思っておりますのは、環境省との補助制度、この活用を十分に検討して、その計画の中に組み込んでいければと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今、環境省の補助といいますか、そういう話も出たんですが、バイオとか太陽光とかありますが、そういうものを無理に使ったり、こだわったりすると、設備費が逆に跳ね上がったりしてしまうこともあると思うんですが、この坪単価200万円というのは何を基準に算定されているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この坪単価200万円の基準ということであります。これは過去の建築工事費や、直近の隣接する庁舎建設を実施した自治体と、あと建設費用等を参考にして、概算で十分に余裕を持った算定をしております。私、先ほどから申し上げましたように、実際にこの町にとって最大限負担の少ない建物であればいいということもありますので、実際に改築が実施される場合はもう可能な限り費用は圧縮すると、こういう考えで取り組むべきと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 新庁舎は緊急保全事業として起債ができますが、解体工事または仮設庁舎などは、その費用はどこから出すのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきましては担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 菊地議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 仮設庁舎や解体費用の財源はということですが、前に全員協議会の中で資産的な形の改築の部分で、起債の対象は新しく建てる庁舎の費用のみ起債の対象として計上はさせていただいておりますが、基本的にこの事業で進むとなれば、実施設計の委託料、あとは振興計画にも上げています用地の取得、あとは仮設庁舎等は新庁舎を建てるのに必要な事業の一環ということで、起債の対象になるだろうということで今話を県のほうと大丈夫かどうかということで進めているところでございます。ただ、解体については単独財源での解体になろうかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 設計ラインについてですが、庁舎に対しての考え方もあるとは思いますが、競争入札やコンペ方式とかあると思いますが、どのような方式を考えているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 お話しのように、通常コンペ方式等考えられますが、委託金額や時間的な制約を考慮しますと、一般競争入札の形になるかと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今の東京オリンピックの新国立競技場の建設ではありませんが、始まったらどんどん金額が膨らんでいく。そして、変更のたびに金額が青天井になっていく。そういうことを危惧するといいますかね。心配なわけですが、どのようにそういうことは歯止めをかけていくのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 その具体的な対策等も持っておることでありますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 金額の変更等が歯止めなく上がっていくのではないかというおただしですが、実際、実施設計の中でどれほど詰められるかという部分が一番重要な部分になろうかなというふうには思います。ただ、菊地議員がおっしゃるように、オリンピックみたいな景気の部分で、資材の高騰等で金額の変動があるという部分については、ちょっと想定の部分の中ではありますけれども、基本的には実施設計である程度きちっとした形でいけば、変更等はそんなに大きくは出ないだろうというふうには考えております。ただ、やっていく中で、もう少しこういうふうにしたほうがいいとか、強い意見とか要望等で多少内容が変わるとかとなれば、当然変更は出てきますけれども、その発注工事を出すまでの設計の部分で、いかに内容をきっちり詰められるかが一番の重要な点ではないかなというふうには認識しております。それができれば、変更等についてはそれほど心配はないのかなというふうに考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、町民の方が心配しているのが、財政の問題だと思います。令和3年度からの振興計画の地域財政見通しな改築により起債分は入っているのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 詳細につきまして、課長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 質問の内容で、振興計画の見通しの関係では、改築の費用を見込んでいるのかというおただしだと思います。振興計画上は一応立替えの形で起債を借りた形で償還等についても計画は上げさせていただいております。ですから、入っているということでご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) そうすると、起債によります、令和元年度の実質公債費比率は8%だったんですが、それがどのぐらいになるか、また将来負担比率はどのぐらいになるかお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの実質公債費比率でありますが、これはあくまでも試算でありますが、先日ご説明をいたしました塙町振興計画による地方債の借入予定額に対し、令和元年度決算ベースによる各数値により算出した場合、令和3年度で10%、令和4年度で10.3%、令和5年で9.02%、令和6年度で7.95%と見込んでおります。 もう一つ、将来負担比率ということでありますが、この質問あったですよね。先ほどの説明と同じような説明になるんでありますが、振興計画による地方債の借入予定額に対して、令和元年度決算ベースによる各数値により算出した場合、令和3年度で35.41%、令和4年度で42.36%、令和5年度で49.97%、令和6年度で34.64%となっております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 保全事業の起債ですが、償還は何年ぐらい猶予期間があるのかお尋ねします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 担当課長のほうより説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) この事業授業に関しての起債の償還はどのぐらいかという部分ですが、予算書に起債の関係で挙げさせていただいていますのは、猶予期間を5年以内、支払い期間を30年以内というような形で起債については大体挙げさせていただいております。その中で、町の財政状況を見ながら、庁舎に関してはできるだけ長い形での返済期間になろうかと思います。償還開始については5年以内ということなので、その計画上の中で何年間猶予したほうがいいかというのを検討しながら、猶予期間についても5年以内の中で決めていければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 先ほど、振興計画、中期財政見通しに、改築部分、改築分も入っているということなんですが、そうすると公債費が5年猶予ということを考えても、そんなに上がらないような感じなんですが、これは先ほど8番議員、青砥議員がお尋ねした、答弁あった償還が終わる、起債債務があるということなんでしょうか。伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。
    ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 これ、主立ったものだけを抽出して計算したものなんですけれども、令和10年ですね。建てたとしても、5年、6年、それから3年据え置いたとしても、令和10年頃からの返済になるだろうと思いますが、この頃はかなり償還が終了いたします。何ですかね、余力というんですかね、十分に返済していく力は令和10年度時になると出てくるということで、返済についての心配はないということで、町ですか、町民にとっては、本当に一番安全な方法で進められるのではないかと、このようには考えております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 償還が終わる、主な起債、債務を教えていただければお願いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大変ざっぱな答えではあるんですけれども、塙中学校、それから防災センター、そして給食センター、かなりお金がかかっておりますので、この辺の償還が終了してくるということで、返済に余裕が出てくるということであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 地域財政見通しですが、保全事業の起債に関係するのか、どうなのかなんですが、調整基金の積立額が来年度以降、ゼロとなっております。その点について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳細については担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 振興計画の中期財政見通しの中で、調整基金の積立てがゼロになっているという部分なんですが、一応振興計画の中期見通しの中では、歳入と歳出予算で歳入歳出がイコールとなるような形で計画を立てさせていただいております。と申しますのは、財調の積立て、翌年への繰越しの2分の1は積立てという形にはなっていますが、財調の取り崩し等の計算をやっていく中で、歳入に対し歳出のほう等で、不足する分が取り崩しと考えたときに、現実的には決算の段階で余剰金が出て翌年度へ繰越しになって積立てがされるというのが実質的な予算の動きではありますが、あくまで計画ですので、予算、歳入と歳出がイコールになるように計画は立てておりますので、翌年度の積立てがゼロというような表現にはなっております。 ただ、細かい話で言いますと、利息分等については当然積立ての金額は出てきますけれども、見通しは100万円単位で出しておりますので、そういう金額では一応計上はしていないということで、あくまで計画ということで、歳入歳出がイコールというふうな計画になるようにつくってあるため、そういうふうに積立てがゼロとなっているとご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、広域連携、広域連合の話を時々聞きますが、平成の大合併のときにも新庁舎を建てたら合併ということが各地でありましたが、今後、塙町は合併の可能性があるのか伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員お話のように、平成の大合併ですか。これは賛否両論となっておりました。塙町といたしましては平成15年7月に住民投票を踏まえた結果、合併はしない選択をいたしました。この結果に基づき、自主自立した町づくりに向け、今後も町政運営に臨む所存でございます。そして、庁舎改革、この選択肢の中には、塙町が町として次の世代に塙町をつないでいくという意思表示のシンボル的な施設とも捉えることもできるかなと、このように感じておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 役場庁舎の質問はこれで終わりますが、湯遊ランドはなわの建物や設備の改修工事、そして補填、上下水道の料金問題などもあります。改築となるならば、町民への丁寧な説明、そして建設費を極力抑えるということが大前提だと思いますが、町長いかがでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 本当にいろいろ改革しなければならない部分はたくさんございます。今までの流れの中で、ある程度形づくられた料金体系ということもございます。この中にあって、これからの町の先々を考えたときには、やはりしっかりとした取組が必要だろうと、このように思っております。そんな中にありまして、湯遊ランド、赤字ということで大変厳しい状況下にはあるんですが、徹底した合理化、それから経費の節減等実施をいたしまして、かなり経営は改善されてきております。これは大きな指針になるだろう。これからも、公営企業として移転していく上下水道、上水道等も含めてのこれからの運営の中では、やはりしっかりとした経費の節減、まず徹底的に組織として洗い出し、そして血を流すという言葉はあれなんですけれども、血の流れるような改革を行った上での値上げというか、その期間の隙間料金の負担増という方向に進むべきだろうと、まずは組織としてしっかりとした体制を整えてからだろうと、私は思っております。 そして、この建物、私は成功例とは申しませんけれども、こども園、しっかり予定内に収めたつもりであります。これも踏まえて、この資本はどうかということではありますけれども、これを一つの指針にして、この建物も決して華美なものでなくていい。そして、できるだけ省エネな部分、それと先ほど来申し上げている防災拠点としての機能、そして弱者に優しい建物である、そして何よりも、一番はあれですね、町民が我々の雇い主だということをしっかり分かっていただけるようなそういう建物にできればいいなと、このようには思っております。まず、全力でできるだけ安価に仕上がるような方向性、そういう方向で進めたい。そして、議員各位の中にもいいアイデアをお持ちでありましたら、ぜひご提案をいただいて進めていければと、このように思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 次に、コロナについてですが、これから塙町でも感染者が増えてくるかもしれません。町では町長からのメッセージや、健康福祉課からのお知らせなど、いち早く対応しています。また、県でもコロナ感染者やその家族、医療従事者への誹謗中傷、差別への相談窓口を設置しております。町でも、困りごと相談などがありますが、よりプライバシーを持った相談窓口、また県の相談窓口への橋渡しとしても誹謗中傷、差別への相談窓口の設置の必要性について伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ウィズコロナにおいては、誰もが新型コロナウイルスに感染する可能性があります。しかし、残念ながら議員おっしゃるように感染者が働いていた職場などにおいて、嫌がらせや不当な対応があるとの報道を耳にいたします。感染したくない、誰しもがそう思います。だからこそ、感染者を遠ざけたり差別してしまったりする可能性があります。しかし、私たちが恐れるのはウイルスであって、人ではありません。現在、誹謗中傷などの相談窓口、国・県が相談窓口を設けて対応しておりますが、当然町といたしましても、人権擁護や医療対策の観点から、担当課においてしっかりと対応をしているところであります。そして、人権擁護委員さん、ぜひ、誹謗中傷等の人権侵害がないようにということで来ていただいた次の日に発症ということで、あまりに偶然というんですかね。ちょっと驚いているところもあるんですけれども、こういうふうな思いをしっかり持ちながら、町が対応していきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 菊地哲也君。 ◆2番(菊地哲也君) 今後、コロナが年末年始に向けて感染が拡大しないことを願っております。 これをもちまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(割貝寿一君) これで、2番、菊地哲也君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午前11時55分               再開 午後1時10分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △鈴木茂君 ○議長(割貝寿一君) 次に、10番、鈴木茂君、登壇願います。 持ち時間は2時10分までです。 鈴木茂君。     〔10番 鈴木 茂君登壇〕 ◆10番(鈴木茂君) 10番議員、鈴木茂でございます。ただいまより、一般質問をいたします。 まず、第1番目なんですが、イノシシの被害でございますが、これは私、3回目になりますね、今度で。それから、先ほども8番議員さんがやりました。なぜこんなに質問回数が多いかということは、いかにその被害があるか、多いかということでございます。農家の方、夏から秋にかけて私の顔を見れば「イノシシ、何とかならないのか。どうしてくれるんだ」ということで、非常に被害が言われています。特に、水田ですね。今年の被害は、畑はともかく水田がかなりやられたということでございます。それで、水田被害の話も後からしますが、まず町のほうでおりを作ったり、前に私がおりを作って各請け負う行政区に置いたらどうかというふうな話をして、それ採用されまして、現在やっていると思うんですが、現在どのぐらい町で持っていて、どこにどういうふうに配置しているか、それをまずお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的な内容になりますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 鈴木議員のご質問にお答えいたします。 現在、町が所有している箱わなは4基でございます。那倉区、大畑区、大蕨区、湯岐区との間に、管理業務委託契約を締結し、各行政区内に設置しています。今年度の実績は、11月14日までの駆除期で、残念ながら2頭の捕獲となっております。委託料は巡回、餌の補充、捕獲時の報告で、月額6,000円となっております。一月満たない月は1日当たり200円となっております。今後も、各行政区の要望を聞きながら、箱わなの追加購入を検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 箱わなはどんどん増やしておいてもらってもいいんですが、箱わなも冬季間には効果があって捕れるんですが、私どもも一番先に箱わな、役場から預けられて置いたんですが、私も管理しました。なかなか夏場の期間はかかりにくいんです。なぜかというと、餌が夏場は山に豊富にあるわけですね。春にはタケノコから始まって、夏場もあるし、今度秋に栗とかあると、そちらのほうに行っちゃって、なかなかおりわなにかからない。夏場のおりわなの餌も、米ぬか等が有効なんですが、これが腐りやすくて、なかなか交換をまめにしないと腐った餌は食べないとか、非常に夏場は難しい。やっぱり、捕るのは秋から冬場ですよね。おりわなって冬場には効くんですけれども、夏のおりわなというのはちょっとこの実績でも分かるように、私もやってみて非常に捕りにくい。田畑にかけるのはおりわなしかないんですけれども、くくりわなはかけようがないんですけれども、やっぱりくくりわなもいっぱいかけないと駄目なんです。ただ、11月15日から猟期に入っていますけれども、最近、免許を取る人はかなり増えまして、かなり頑張っていまして、新規参入者でも必ずくくりわなで捕っている人がいます。それでさえ、イノシシの数は、頭数は減らないし、被害がひどいんですね。それを上回るだけのイノシシが増えていると、そういうのが現状かなと思うんですね。 今年の水稲が非常にやられました。まず、本当に水稲、今年作った人、稲、49ですよ。まず、価格が下がったんです。これ、コロナのせいで食が進まないということで、在庫が増えまして価額が下がった。今年この地区一帯は収量がすごく落ち込んでいる。7月の長雨のせいかと思うんですが。先ほども出ました。今年またやりますけれども、カメムシの被害、そしてイノシシにもやられているということで、水稲の方は非常に踏んだり蹴ったり。水稲が6ヘクタール、町内でイノシシにやられた。これ共済組合に聞いております。そのほかに、共済の保険を掛ける人ばかりではなくて、今は任意性になっていますから、かけない人がいてその人も2割ぐらいやられたんだと。6ヘクタールの2割で、約1、プラス1。これ私7ヘクタールぐらいやられたというんですが、6ヘクタールのうちの被害で9割が収穫ゼロだと。ほとんどが収穫ないと。そういうことなんですね。これは全部電気牧柵をやっての話ですからね。電気牧柵やっていないのは共済組合で被害該当は受け付けませんから。牧柵をやってこれだけの被害が受けたということで、その重大さを考えてもらいたいんですが、張る人は線を3段から4段も張るんですが、一旦イノシシが田んぼの中の牧柵をくぐりますと、学習能力が高いですから、そこに毎日毎日通ってくるんですよね。1回入ったところ覚えて、その人の田んぼだけ狙われます。隣には行かないです。一旦入った田んぼに入ってくる。 もう、8月、実が入った頃から入り始まって、本当に朝行ってみると、またやられている。またやられたということで、ちゃんとした稲が立っていたのが、もう最後の頃になると、サザエさんの波平の頭ですよ。ぽやぽやっとしかないんですから。全部やられている。それが、この川上4区の笹原の芦ノ口というところで、左側の1反3畝なんですね。私の同級生なんですが、何もなくなったというのがあります。この中で、町長も田んぼ作っていないし、課長も作っていないのかな。中に課長の中に田んぼを作っている人はいると思いますが、これね、毎日朝行って見ると、またやられたとなると、せっかく植えた田んぼが、どれだけがっかりするといういうか、ひどいんですよ。 先ほど言った、今年の水稲だって、稲が取れないとかカメムシ被害とか価格が落ち込んだって、取れているし収量もあるんです。イノシシの被害は全くないんですが、せっかく苗植えたのがそれだけ非常に農家にとっては、生産意欲を失うというか、ひどい。これを何とかするのには、やっぱり秋口、というか夏口、その頃になるとイノシシが今度は田んぼに周りの山から集まってくるわけですよ。山道通って。そこから、わなをかけ始まらないと、11月15日だともう田んぼ、稲刈りは終わった時点ですから、被害が全部終わってからのわなかけということになるんで間に合わない。猟友会ですか、免許を持っている方の猟期、これの前倒しができないかと前も言ったんですが、この前倒しができないかどうかをお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 具体的な内容となりますので担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 鈴木議員さんのご質問にある、猟期の前倒しという形でございますけれども、本当に議員さんおっしゃるとおり、農家の皆さんの切実な思いであるというふうに実感しております。しかしながら、以前にも答弁いたしましたが、猟期が鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律で定められておりまして、本来イノシシにおいても11月15日から2月15日まで、それを福島県は1か月延長し、3月15日としております。今の時点では、これ以上の猟期拡大というのは難しいと言わざるを得ませんが、後ろに伸ばしているのだから、前に持ってくるというのはもしかすると塙町だけということではない、塙町だけそういうふうにするというのはちょっと難しいかもしれませんが、例えば郡内、最低限でも郡内で連携するとか、そういった取組をして県のほうに要望を上げていくというようなことができるかなというふうに思いますので、後ろに今伸ばしているものを前に持ってくる。そういったことも検討していきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 猟期拡大は、前でなきゃ駄目なんです。なぜかというと、後ろ3月から今度は4月頃までですと。くくりわなでもおりわなでもそうですが、わなのかけ当初は割と捕獲しやすい。ところが、年明け、これから年明けていくことに従って、わなになかなかかかりにくい。ですから、わなかけ人の話を聞くと、勝負は年内ぐらいなんだということで、猟期の後ろへ伸ばすのは駄目で前なんです。やっぱり。前ほど獲れやすいので、前に、郡内なら郡内でまとまって県にお願いして猟期を前倒しすると。それ、塙町ではできないんですか。これをやるということは。不可能かどうかちょっとお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 議員さんのご質問にお答えいたします。 町だけでということはちょっと難しいと思います。これは法律でございますので、ある程度の単位でまとまってやっていくというのが最低限の条件かなというふうに考えておりますのでご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 不可能なことは私も駄目、不可能だというのはそれは無理ですから。でも、できる可能性があるわけですね。今話を聞くと。郡なら郡でまとまればできるわけですから、そんなことは町村会で町長いつも一緒になっているんですから、町村長同士で話し合えばできるもんですよね。やればできるけどなかなか難しいとやらないんですよね。やらなかったらば、私はこれは7ヘクタールというのは来年になったら10ヘクタールになるかどうか、多分増えるかも分からないと思うんですよ。このまま対策をしないで、同じ状態で今の状態で持って行くというなら、私は農家切り捨てだと思うんですよ。町長が。農家を切り捨てますか。どうなんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほどもお話はさせていただきました。と申し上げますのは、町にとって農業、林業も含めなんですが、基幹産業であるということで、その重要さは十分認識しておると、そのつもりでおります。お話をさせてはいただきましたけれども、その対応については、予算には限度はありますが、できる限り当該予算の投下もいとわないというつもりで進めていくつもりでございます。それと、私も又聞きで申し訳ないんですけれども、イノシシが入った田んぼ、この米は獣臭くて食べられない、幻滅するという話も聞いております。本当に由々しき問題、それから先ほど来お話ししているように、意思というんですかね。農家をやっていこうというその気持ちをそぐということで考えれば、本当に大至急、本当に大至急というんですかね。対応を考えなければならない。進めなければならない。ですから、今ほどのお話の猟期の前倒し、これも町村会含めて町としても県の担当課とお話をさせていただいて、しっかりと対応は進めていく、決して切り捨てるだということはございません。しっかりやっていらっしゃる農家さんたくさんありますので、ぜひ対応は進めて行きたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 農業、基幹産業だって、言葉だけではいいんですけれども、しっかりとそういうふうに町長自身思っているんであれば、農家を救済するという心がなければ話にならないでしょう。そのままおいたら農家は。その後カメムシの問題もやりますけれども、農家を救済すると、非常に農業が大事で塙町の基幹産業だから、私は責任を持って農家を救済するという、そういう何か考えが私のところには伝わってこないんですが、間違いなく農家を私は救済するという考えでよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 先ほど来申し上げておりますように、青砥議員ですか、その質問にもありましたけれども鉄柵、これは全額町が負担するということで、稲沢そして真名畑ですか、つい最近では。しっかり鉄柵を囲いをやったということで、かなり効果を上げていると話をいただいております。それから、電気牧柵ですね。これなんかの補助なんかも、全て申請されたものに対しては出しております。それと、9月の定例会の中でお話しした記憶があるんですけれども、テレビを見ておりましたらば、あれですね、そういうふうなイノシシとか猿とか鹿ですか。獣害というやつを防ぐために徹底した里山の整備、これは草を刈り、そして障害になるものを全て取り払ってよく見渡せるように、町全体と申し上げますか、地域全体をきれいに作り上げた。そしたらば、ほとんど被害がなくなったというのはテレビを見させていただきました。これも一つの方法だろうと思います。 ですから、この前もお話ししましたけれども、まだ具体的に動いてはおりませんけれども、そういうふうな里山を専門に手入れするようなチームを作って、そして本当にひどいところにはその方々に行っていただいて障害物を切り払う、それから山の灌木、低灌木ですね。これを切る等々の仕事をしてもらうということも長い目で見たら、獣害対策になるんではないかなとこのようには思っておりますので、決して伝わらないと言わないでしっかり処理を見ていただきたい。予算を見ていただきたい。一つとて欠かさず全部決済を出しております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今やってる対策は駄目だから、さらにこの対策をならなければならない。今やっている対策はちゃんとやっていないとは私は言っていないんで。やってはいるんだけれども、もっとさらに対策を進めていかないと被害がひどいんじゃないですかと私は言っているんですよ。 テレビで見た話を今しましたが、これイノシシのすみかをなくするように、里山整備の話が出ましたが、実際に特に笹原の中山間地、町長、歩いてみてください。どのぐらいやぶが多いんだか、イノシシの巣が。簡単な問題じゃないですよ。やぶをなくして、イノシシのすみかをなくするというのは。イノシシはやぶだけじゃなく、今度は山林にもすみますから、山林も昔はきれいに木も切られて木の葉さらってきれいになったからなかなか見通しいいからすめなかった。そこの山のてっぺんにイノシシは逃げやすいように寝ているという。今山林も全然見通しが利かないほど、どの山もそうなんですから、イノシシをすまなくするようになんて簡単なこと言ったって、何億円もかかりますよ、そんなこと言ったら。それ、テレビで見た話ではなかなか。今ある対策をやらなければ駄目だと思いますよ。 時間がなくなりますから、次にいきますが、今やっている対策で十分だというのなら、来年はまた被害が増えますから、そうなれば農家を見捨てることになると、私はそう言っているんですよ。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) それでは、逆にお尋ねをしたい。このように思います。今、当然農家の現場を仕切っていらっしゃる議員さんですから、これだけの被害があるのに何もしないということをお話ですけれども、それなりにしっかりとした対策をお持ちの上でお話をいただいているんだろうと、このように解します。ぜひ、ご教導いただきたい。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私は何もしないとは言っていないので、今ある対策では駄目だという話をしているので、私も協力はしていますよ。うちの息子もわなの免許を取って、昨日おとといまで7匹捕りました。7匹目は70キロぐらいのすごい巨大なものだったんですが、それを殺すということが非常に危険で、その前のやつは殺そうと思ったらわなから足が抜けてここばっと取って、危なくやられはぐったということで、皆さん命がけでわなかけて捕っているんですから、私も協力はしています。 次にいきます。昨年の台風19号、町内でかなりの被害を受けた。その件について、川の話と町内の話がありますが、川については夏頃でしたが、県議を交えて県の方と話し合う機会がありまして、川にたまった堆積物は除去しますよと、今回の台風で。川底は掘削できますかと言ったら、川底は掘削できませんと。こういう県の方の話でありました。それでもって、もう川底掘削ができないんであればどうするのかなと。この町内の柳町、代官町、また二度と、この次も2回ぐらい被害受けて、3回目は絶対あってはならないとは思っているんですが、被害が出ないような対策を私はしなけりゃ、早急にやんなきゃならないと思っているんですが、被害対策をどのような方法でいつまでにやるというような計画があるのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 ご承知のように、そして今議員ご指摘のように、昨年の台風19号、本町も甚大な被害をもたらしました。河川護岸の崩落、土砂崩れ、道路の崩落、農業用堰の決壊、農地の崩落、土砂混入など大小合わせまして230か所で被害額5億円に上りました。これらの被害に対しては原形復旧を原則として、災害復旧事業により対応しておるところであります。そして、今後の対策でありますが、県管理河川に関しましては、河川改修を含めた堆積土砂の撤去などを要請しているところです。新たな堤防、護岸の整備については、仮植えの影響の検討など時間がかかるため、当面土石土砂の撤去により、流下断面の確保を図り、また堤防の上部を舗装することによって、決壊しにくい堤防整備を行うとの県の話でもあります。普通河川についても土砂、堆積土砂の撤去を主として対策を進める予定であります。その他、町が管理いたします道路河川等では、今後被害拡大が想定される箇所については緊急自然災害防止対策事業債を財源といたしまして、路面洗掘防止、のり面の補強、河川の護岸強化などを進めておるところであります。また、内水氾濫等について、これは昨年の台風で増水した河川の越流や雨水の滞留によって多くの住宅が水につかるなど、これまでにない被害となりました。このうち、床上浸水などの住宅に対しましては国の補償制度を利用しまして、復旧支援をいたしたところであります。 河川整備に関しましては、先ほど述べましたように当面は河川土砂、堆積土砂の撤去を進めていきたいと、このように考えております。現実に、川上川、久慈川の合流点では土砂を撤去中でもあります。一方、河川外の対策はありますが、内水氾濫は河川水位の上昇により内水が排水できないことにより起こるものでありますので、対策としては地盤のかさ上げやポンプなどによる強制排水、調整池の設置などが考えられますが、現実的には膨大な費用と時間がかかります。当面の対策といたしましては、適正な水門管理、そして移動式ポンプによる強制排水を考えておるところでもあります。また、河川排水の樋管への逆流防止装置の設置なども検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私が聞きたかったのは町内の代官町、柳町、ビル川からの流れ込みと、町内にそこに降った雨の床上浸水までいったと。それをどういうふうに今後防ぐ対策を取るのかなということを聞きたかったんですが、膨大なお金がかかるので、とりあえず今のところ何も考えてないということでよろしいんですか。調整ポンプの排水とか言ったのは、これを詳しくちょっとお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 何もしないとお答えを申し上げますが、何もしないということではなく、今やっております河川の掘削ですか、これなんかも水面を、水面というかあれですね。流水断面ですか。流水断面を広げることで、できるだけ水位が、内水が上がらない、内水が上昇しないような方向でやる。そういう方向でやっていただいておるつもりであります。それと、直接的には影響はどの程度影響するか、これ今の時点でははっきりとはしていないんですが、伊香堰、頭首工工事、これも、点灯式の排水というんですかね。点灯式の頭首工ということで、土砂を掃けるような頭首工でやりたい、やっていただきたいというふうなお話もさせていただいております。総合的に、全部全てをどうのこうのというわけにはまいらんですが、ただ私も久慈川、川上川、自分が育ったところでありますから、昔から見ますと随分河床は下がっております。そして既にもう、下の盤が全部露出しておりますので、これから先、河床を下げるということはまず難しいということで、今ある堆積土砂を取り除くことでしっかりと対応が可能と。それと、先ほど申し上げましたように、あれですね。ビル川の周辺、下流周辺の水の氾濫、それから家屋への浸水等々、これは最悪の場合はもう今年はやろうということで計画はしておりましたし、その契約も結んでおったわけでありますが、排水ポンプ、これの内容については具体的には担当課長より説明をいたさせますが、決して何も手を打たないなんていうことはありませんので、ご了解をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(鈴木義房君) ただいまの質問で、強制排水ということでのご質問だったことですが、これにつきましては、専門のホースが必要となりますので、昨年、渋井の工事の際に、流入させていた水吸ポンプですね。それを4台分、そしてそのとき使ったホースを含めて業務委託という形で、台風前に設置できるような見積書をいただきまして、そのときには設置をお願いして、台風が過ぎたらポンプの撤去ということで概算の見積りをいただいている経過です。なお、建設会社さんも災害地がそういう業務を行っていただくというようなことで、確約を取っておりました。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 今、ポンプの話が出ましたが、町長おっしゃっているのは、もう水門から外の話がほとんどで、私は水門からの中の話で、前回も質問したときに、水門の話をしたら水門の方向が悪いとか、あれを変更するとか、上部水門がいいんだと町長大分一押しで、上部水門をあれにつければいいとか、雨水の調整プールの話も、課長からも出ましたけれども、いろんな対策も出たけど、私は排水ポンプが一番いいんじゃないかと言ったけど、お金がかかる、大きなポンプとホースが必要で、管理も大変だということで、非常にこれは現実的ではないというような一般質問のときにそういう話があったと思うんですが、今の話は工事用のポンプ、ホース、それらを使ってやるというようなことでよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 既に、今年のあれですね。取水に対応するということでポンプですね。ちょっと径が150、200と記憶しているんですが、その辺のポンプを2台、これはもう既に借り入れることを契約しておりますし、その設置にかかる労力と、あれですか、管理会社、これにも契約しておるという状況で、水が出た場合、もうこの状況だとこの何日か後にはかなりの降水量があるということであれば、私は空振りでもいいからセットしようよという話で覚悟を決めておったわけですけれども、今年は幸いにも取水がなかったということで、このまま終わってしまったんですけれども、来年もこの方向に変わりはございません。それと、あれですね、家屋の話、ビル川の周辺、下流周辺の家屋の話でありますけれども、これもかさ上げとしたいということであれば、補償制度なんかもこれから担当課とよく話を詰めて考えていきたい。助成ができるものかどうかも含めて、かさを上げてかさ上げしたいというようなところがあればということも考えておるところであります。そのようなお話でよろしいでしょうか。決して手をこまねいているわけではございません。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 災害が起きそうなときに、工事用の排水ポンプを、レンタルになるんでしょうけれども、そこを設置して対応、対策に当たりたいと、そういうようなことだと思います。また、川から、川というか堀から水が上がるところにはかさ上げにも応じると、そういうふうなことでよろしいですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) そのかさ上げに対しての補助等を検討すると、こういうことであります。いろいろ諸問題、これ解決しなければならない問題も多々あると思いますので、この辺をクリアすべく、しっかりと話は詰めていきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) しっかりと対応をしていただきたいと思います。 次、3番。旧焼酎工場、板庭地内の売却問題についてお伺いをします。 問題と私出した。別に問題が起きているわけではございませんので、売却の件についてということなんですが、今後は本当に問題が起こらないように、しっかりと詳細を把握しておきたいと思います。 まず、売却の相手先ですね。これについてお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 おただしの売却の相手先でありますけれども、これはご承知のように板庭字原木沢地内にあります旧薩摩酒造の焼酎工場につきまして、令和2年6月17日付で、千葉県船橋市の株式会社レオ・コーポレーションさん、これが、この会社が売却の相手先となります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) これ、売却を前提として6月1日、17日からですか。対策したということなんですが、対策料というのは発生しているんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員お示しのように、6月17日付で賃貸借契約を締結しておりますので、細かい内容、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの賃貸借契約なわけです。6月17日からということで、財産の貸付けということで現在7万2,000円ほど、一応12月末までで予定をしておりましたので、今後ちょっと後でお話になるかと思いますけれども延びますので、また賃貸借料が発生するという形になっております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 売却の話ですが、これ焼酎工場跡建物敷地、そのほか上に更地になった土地がありますね。これ全部一括で売却するというのか、それと売却額予定額は幾らかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) まず、おただしの売却対象の物件でございます。土地につきましては現在工場が建っているところと、上に1回造成をして残存していたところですね。合わせて4万5,040.09平方メートルになります。また、建物は工場事務所、機械室、倉庫、全て売却予定となっております。売却額につきましては、令和元年度に1回試算をしておりますが、現在まで金額につきましては、今後、固定資産等を含めて町のほうで精査をしながら相手先との交渉に入っていくという形になります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) この売却の価格が決まっていないということなんですが、売却する予定、時期ですね。それは、前提にこれ貸したわけなんですが、売却すること。売却する時期というのも大体あらかじめ相談はできているんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 売却時期の予定のおただしでございます。 先ほどお話ししましたように、当初12月を予定してございましたが、今現在賃貸借でお貸しいたしまして、中の機械の部分のメンテナンス、そういう部分をレオ・コーポレーションさんのほうでやっております。このコロナ禍でなかなか機械メーカーが九州また関西方面の機械メーカーということで、なかなか来れなかった時期がございまして、若干機械のメンテナンスのほうが遅れていまして、今後、まず機械のメンテナンスが終わりまして、いわゆる酒造ができる状態になってから、今度税務署が管轄になります、酒造免許の。税務署のほうに今度申請書を出します。その段階で酒造免許が下りたということを想定しますと、一番早くて令和3年3月頃になるだろうというふうに今のところ予測をしてございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) それと、当然酒造りをするという話ですから、酒造免許の取得というのが大事になってくるんですが、酒造免許の申請等はまだ全然レオさんではやっていないということなんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 酒造免許の申請の関係でございます。 レオ・コーポレーションさんでは事前相談ということで税務署のほうには行かれているんですが、なかなか酒造法自体が明治時代の法律で、非常に複雑でございます。酒税法でまず製造しようとする酒類の品目によりまして、製造所ごとにまず管轄の税務署長から免許を取らなければいけないことがまず一つになります。その免許を受ける際に、まず1年間の製造見込み数量、あとは最低製造数量を満たしているのか。というのは、売り先がどこにあるのかというものまで、いわゆる買う側の判こまで押さなければいけないというような、従来の方法となっております。また、免許の要件として人的要件、今機械の整備をしていると言いましたけれども、すぐにお酒ができる状態になっているかというのも税務署のほうで立入りをしまして、確実にお酒ができる状態になっているということを確認した上で酒造免許が下ろされるということになりますので、かなりちょっとハードルが高いような状態になってございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 一口に酒造りと言っても、どぶろくを造るんなら簡単なんですが、なかなか難しいと思います。そして、前に聞いた話では、焼酎を造って、その後ウイスキーを造りたいと、そういう話なんですが、焼酎は原材料がいろいろありまして、特に福島県でちょっと参考にというのは、只見町で今、ねっかという会社が米焼酎を造っていますよね。非常にこれ、この前もテレビで仕込みの状態やっていましたが、非常に人気で米焼酎は売れているという話です。私的には、米はそんなにうまいと思わないです。麦のほうがうまいなとは思うんですが、非常に人気だということでやっていますが、特産による多分免許、特産品の免許だと思うんですが、取るのは。これ、なかなかハードルが高そうなんで、これ麦とかという話あったんです。これ麦か何かで取りたいということなんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) まず、免許を取る種類でございます。まず、焼酎については特産品焼酎枠、いわゆるそういう枠がございます。通常の焼酎を1年間販売するとなりますと、それだけ作った分の売り先を先に見つけなければいけない。これはちょっとなかなか難しいとこういうことで、特産焼酎ですと町が指定した品目、いわゆる大麦を町は推奨しますよということにならなければならないんですが、こちらについては1年間の製造見込み数量が10キロリットル。そうしますと、大体あの工場ですと年2回程度、フル稼働はしないんですが、2回程度絞れば焼酎はこの分は取れると。ただ、現在来年に向けて大麦をちょっと会社と農家さんと契約をして作っていただいているんですけれども、すぐに大麦が手に入らないということになりますとなかなか酒のほうが造れませんので、まず先に麦焼酎と合わせて原材料の指定がないクラフトウイスキー、こちらの免許のほうも同時並行で先行して取得をしていきたいという考えで会社のほうからはお聞きをしておるところでございます。 以上でございます。
    ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) ウイスキーも麦なんですけれども、問題は原材料の供給だと私は思うんですが、現在のような供給含めて、町が今後この酒造りの会社にどのような関わりを持っていきたいと考えているのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 大麦でありますが、今問題となっております遊休農地、この再利用ですね。これをしっかりと大麦で解消を図っていきたいということがまず第一にあります。ですから、生産量が増えることで、麦畑がたくさん増えてきて、そして、遊休農地が減る、これが大きな目標といいますか、これは思っております。また、焼酎が完成した暁には、ふるさと納税の返礼品、それから町内飲食店、宿泊施設での提供、そして道の駅のお土産、また、町の特産品として積極的にPRは図っていこうと、このように考えておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) ウイスキーとか焼酎が町内でできることは私も酒が好きですから賛成なんですが、やっぱり麦作りですよね。これ、大麦の単価ってそんな高いものではないですから、簡単に作る人なんて普通ではいないんですね。ですから、原材料、ただ簡単に遊休農地解消で大麦作っていただけるもんじゃないんで、それなりに町補助とか応援をしないと、簡単なことでは私は麦はなかなか手に入らないと思いますよ。土地は結構ありますが、土地を新たに起こしてやるんであれば、それに対する補助金も必要だし。だからマンパワーですね。若い人、年取っても機械さえあればできないことはないんですが、これ続けて毎年ずっと麦を何百トンだか何十トンだか、ずっと生産していかないと酒造りは続きませんから、そこのところをしっかりとやっていただきたいと思います。 次にいきます。4番目なんですが、町長は2期目の所信の中でも、先ほども基幹産業である農業をしっかりやるというようなことをおっしゃったんです。ただし、私1期目話を聞くと、もちろん町長は商店ですから農業経験ないので、私は農業のことはよく分からないと、そういうことをよく言ってたんですが、しっかりと2期目に当たって研さんを積んでくれば、これ別な話でございますので、手前みそになりますが、私は18歳で就農して今年で50年、半世紀農業に向き合ってきました。今でこそ二足のわらじを履いていますが、そういうことで、町長、農業振興策で私と議論を対等にできるという考えがあるかどうかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 私も自分で実際に農家をやっておるわけではございません。高校3年までは稲刈りやったんですが、それ以降、農家と称される部分には携わっておらんというところでありますので、なかなか議員と対等のお話は難しいだろうと思っております。ただ、行政側としてできる対応ですね。人・農地プランを活用した、中間管理機構関連基盤整備事業による担い手確保、集約集積化、集積集約化、先ほどお話ししました焼酎工場に伴い、原料の大麦、これを振興策作物化するということで進めて、また遊休農地、これに花木を植栽いたしまして、枝物の海外輸出、これも農地の有効利用ということになるだろうと思います。そして、多様な担い手、新規就農者、そして定年退職後の就農者、女性農業者等に対する多様な支援策の具体化、先ほど来話がありますやっぱりイノシシの対策ですね。これも、その一つに入るだろう。そしてこれの、こうして生産されました農産物、これは当然従来のルートもさることながら、道の駅の農産物の充実ですか。それと、地産地消を進めることでの給食センターでの利用等々、しっかりとした生産から消費までのしっかりとしたルートを作っていければとこのように思っておるところであります。 そんな中にありまして、私も何人か、全部の方とお話はしたわけじゃないですけれども、お話をさせていただく機会がございました。そんな中にあって、塙町の中にあっても、今鈴木議員のようにしっかりと自分の手で農家できっちりと生活をなさっている方、塙町にたくさんいらっしゃいます。この方々を講師としてぜひお招きをして、若い方、そういうふうな思いのある方ですね。就農してみたい等々。それも、都会の方も含めて、ぜひ後援者として、我々はこうやってしっかりと農業に携わることで生活を形成している。成り立たせている等々、後援もいただくよう、こんなことも私は考えております。その一翼をぜひ鈴木茂議員にも担っていただければと思っておりますし、また私の知っている方も立派に成功なさっている方、多々いらっしゃいますので、こういう方を講師、先生としてしっかりとした基本的な部分、講演等々いただければありがたいと、このようにも思っておるところであります。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 私などは講師に値する者ではないんですが、やってはきましたが、とにかく農業振興策を当然考えてはいると思うんですが、その中でも問題になってるのは、特に水田が、塙町と言ったら水田です、特産は。今回、米余りということで、食糧米を減らさなければならないということで、県でも各町村に割り当てたんですね。これだけ減らしてくださいということで、塙町は今年どれだけ減らすことになったか、町長分かっていますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 具体的な数字ということでございますので、担当課長より説明をいたさせます。     〔「議長、いいですか」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) はい。鈴木茂議員。 ◆10番(鈴木茂君) 私は町長に、トップなんですから、幾ら分からないと言ったって、塙町で今年これだけ食糧米を減らさなければならないということ、対策会議も聞きますけど、開いたのか開かないのか、知っていてほしかったんですが、知らないようですので、22ヘクタールですよ。これ22ヘクタール、今年食糧米を減らしていただきたいという県の要請なんです。塙町は444ヘクタールの背中の中で22ヘクタール、飼料米か何かに替えてくださいと。とにかく食糧米を作らないでいただきたいという話が来ていますので、これらに対する対策はどのように会議をやったのか考えているのかお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 対策とは直接は関係ないんでありますけれども、町としまして大変この町、お米おいしい。こういうふうな評価をいただいております。前にもお話はいたしましたが、外食産業、それから会社ですね。5,000人、6,000人働いている会社等々に米を納められればということで、その模索も進めておるところであります。いいところまでいったんですが、このコロナ騒ぎでちょっと挫折はしておりますけれども、米の消費拡大の一大になればとも考えております。今のご質問の詳細については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 鈴木議員のおただしに回答いたします。 会議は開いたのかということでございますが、まだ会議は開いてございません。22ヘクタール削減しなければならないということでございました。農家の所得確保については、これまで以上に非主食米への転換を促してまいるしかないなというふうには考えております。経営所得安定対策として、水田活用の直接支払交付金が支払われますが、令和3年産米の試算で主食用米から飼料用米に転換した場合、10アール当たり9万2,000円交付されます。ここに町産地交付金4,000円の交付金を合わせて9万6,000円となります。細かい要件はありますが、飼料用米に転換しても、主食用米並みの所得を得ることができること、価格が変動する主食用米と違い、安定した助成金を受け取るということができるということで、こちらのほうをPRしながら、何とかこの調整ですか、強制ではございませんがその調整に対応したいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 水田ですから、水田は転作ということで有利な作物を作れば転作の奨励金が今でも転作という名前ではないですが出ます。ところが、水田でございますので、水はけが悪いとできないものもいっぱいあるんですね。もともと、水田というのは田んぼを作るために作ってあるものですから、飼料用米を作るのはそれは結構です。ところが、飼料用米については平たん部では収量がありますからお金になるんです。これは間違いなく、国のお金足して。ところが、中山間については、収量が上がらない。幾ら飼料用米作ってもね。そうすると、刈り取るのに機械代もかかりますし、あまりもうからないというので、飼料用米作りは一時やったんですけれども、もうやらなかった。ただ、WCSについては、わらを刈り取るやつについては、牛を立てている農家とかはやりますけれども、中山間地は向かないんですね。そういった中で食糧米を減らせるかというのは私なかなか難しいと思うんですが、これは22ヘクタール来ていますけれども、これはあくまで強制ではなくて要請で来ているということでよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 鈴木議員おただしの強制でなくて要請かということですが、お見込みのとおり要請ということで考えております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 田んぼを何に変換するかって、簡単には、いろいろ作物あるんですけれども、難しいと思いますよ。だから、私考えているのは景観作物の導入はどうかなという。これも水はけの良い排水の良いところですが、ヒマワリとかナタネとかそういうものを作ってるところありますよね。そういったもので変えることができないのか、そういうことはどうかなと思うんですがお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今お話をいただきました景観作物ということであります。大変的を射ているお話だろうと。ぜひ、遊休農地含めてのこれからの対策としてそういうものは取り入れていくべきだろうと私は思っております。ぜひご教導、ご指示、ご案内をいただければと思っておりますので、ぜひお願いをいたしておきます。講師として、そのときはぜひご活躍をいただきたいと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 最後にもう1点お聞きしますが、先ほど8番議員さんもおっしゃいましたようにカメムシの被害が非常にひどい。今後もそれは予想されます。それで、防除をしなければなりません。これは、穂が出た頃には粉をやるか水でやるか粒剤でやるか。これ3種類でやるんですが、いずれも今稲作やっている人は高齢者でもって、自分でやるのはなかなか大変ですよね。最低2回やらないと効果出ない。そこで、今JAさんがドローンでやっています。これが、10アール2,500円、それから東白商事さんがミニヘリコプターでやっています。これが2,300円、10アール当たり。これのできる場所は限定されるんですけれども、どこでもというわけにはいかないですが、それらをやっていただいているので、これに対して町補助を矢祭町さんはもう去年から出しているんですが、1,000円でも1,500円でも、これ出せるだけ出さないとまた来年カメムシの被害はひどくなる、そういうことが予想されるので、ぜひ補助を出すよう検討していただきたいんですが、お聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 3月にも答弁をいたしております。個人に対する補助ではなく、地域、団体等であれば可能と、このような考えは持っております。無人ヘリで防除をしておる事業者さん、それから昨年からドローンで防除をなさっておるJAさんと、その対応する事業所あるわけですから、自主制度の中身、負担の割合、それから少々解決しなければならん問題も出てくるだろうと思いますんで、ぜひこういう状況、黙視するというか看過するわけにはまいりませんので、協議を開始するように担当課に指示をいたしたいとこのように思います。 ○議長(割貝寿一君) 鈴木茂君。 ◆10番(鈴木茂君) 補助について前向きに進めていただくということを期待を申し上げまして、私の一般質問を終了します。 ○議長(割貝寿一君) これで、10番、鈴木茂君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後2時10分               再開 午後2時20分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △金澤太郎君 ○議長(割貝寿一君) 次に、1番、金澤太郎君、登壇願います。 持ち時間は3時20分までです。 金澤太郎君。     〔1番 金澤太郎君登壇〕 ◆1番(金澤太郎君) 1番議員、金澤太郎です。通告内容に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず初めに、こども園について伺いたいと思います。 私も仕事の中で、過去なんですが、平面で図面を引いていたことがありました。図面を引くときにどういったことを考えるかと申しますと、当然、平面での使い勝手というものがあるんですけれども、動線を含めて考えますと空間的な設計ということも頭の中に入れながら、平面ではありますけれども考えて引いていたという記憶がございます。 現在のこども園の設計、発注に当たっての主要コンセプトの中で、特に空間設計についてオーダーがあったのかどうだったのか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、金澤議員のご質問にお答えをいたします。 お尋ねのこども園の設計、発注に当たっての主要コンセプト、その中での空間設計についてでございますが、まずその前に、このこども園の設計に当たりましては、少子高齢化社会に対応します他世代との交流を図りながら、園児、乳幼児の健全育成を図ることを目的といたしました。 特に、空間線に関することでございますが、明るく開放的で、文化的な町の誇りになる施設であることを十分にコンセプトとして考えております。そのほか、幾つか、コンセプトを8点ほどございますが、それについても述べさせていただいてもよろしいでしょうか。 では、1点目は、「木のまち、はなわ」を推進すべく最大限に地場産材を取り入れるということでございます。 2点目は、地震・災害に強い、安全な施設であること。 3点目が、先ほどお話しした、明るく開放的で文化的な町の誇りになる施設であること。 4点目が、安全性、防犯に十分配慮した施設であること。 5点目に、人に優しく自然に優しい施設であること。 6点目は、積極的な建設コストの抑制、維持管理費の削減に努めること。 7点目が、耐久性、コストバランスの取れた建設資材の採用を行うこと。 8点目が、周辺道路、鉄道状況を十分に考慮すること。 というような基本的な考え方を、プロポーザル及び設計を行っております。特に、はなわこども園は幼保一体の施設でございます。新たな場所に建設をいたしております。こども園は、今までの塙幼稚園、塙保育園とは、場所もそれから施設も違います。これまでの概念に捉われずに、幼保一体型の施設としてゼロ歳児から5歳児までを全職員で育てていけるよう、この新しい施設で新たな歴史をつくり、後世に引き継いでいきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 私もこの春から、初めての年少組ということで娘を通わせております。帰ってくるたびに、今日はお兄ちゃんと遊んだ、お姉ちゃんと遊んだということで、今お伺いした空間コンセプトのとおりに現場では教育をしていただけているんだろうということで、大変心強く思っております。 私のところも、まだまだ娘1人という状態で兄弟もいない中で、そういった中で、他世代との交流が図れるような施設で子供が育てることは誇りに思いますんで、ぜひ、その教育理念を現場のほうでも徹底していただいて、継続していただきたいというふうに考えます。 続きまして、園庭への遊具設置の検討はあるのか伺うということで通告させていただいていたんですが、この件につきましては次期の振興計画の中で3年度遊具4基移設するということで伺っておりますので、移設について、設置についてはやっていただけるんだろうという中で、今度は具体的な中身に踏み込みまして、どこからどの程度の遊具を持ってくる予定なのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) 具体的な内容につきましては、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) それでは、金澤議員のご質問にお答えをいたします。 園庭の遊具設置、どこからどういったものをということですので、まず一つ、大型コンビネーションと8連の鉄棒を保育園のほうより移設したいと考えております。 また、ジャングルジム、3連鉄棒を塙幼稚園のほうから移設したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 今お伺いしました中で、こちら大型コンビというものは、滑り台、ブランコつきと考えてよろしいんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(佐藤光一君) はい、そのような施設になっております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 文部科学省のほうで出しています幼児期の運動指針の中で、具体的に、ブランコ、滑り台、鉄棒、こういった3点セットについては、幼児期の運動、発達について大変重要なものであると具体的に名指しをされている設備であります。 実は先日、娘がこども園の先生に連れられて栄町の公園に行ったそうです。私の妻が聞いてきた話では、その際にブランコに乗ってこげた子供が2人しかいないと。もう開園しまして、中間、コロナウイルスの関係でお休みはありましたけれども半年経過した状態で、年少さんですからまだ月齢が影響する世代ではあるかと思うんですが、ちょっと教育的に遅れているのかなと。できれば早期に、開園と同時にあっていただきたかった施設だというふうに考えておりますので、次期早々に導入をいただければと思います。 続きまして、前回ほかの議員さんのほうから質問がありまして、こども園の保育部につきまして待機児童が発生していると。施設設備的には足りているんですが、保育士の問題でどうしても待機児童が発生してしまっているという件につきまして、現在も状況に変わりはないのか。会計年度任用職員ということで、今年度から新たに導入された制度の中で募集をかけていますけれども、民間であれば、短期、緊急的に募集をかけるんであれば高額な俸給を払ってでもとにかく人を集めるということを考えるかと思うんですが、給与体系について適正なのか、そういった民間的な対応ができるのか伺いたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) お尋ねの職員の募集等についてでございますが、町としましては会計年度任用職員、これは地方公務員法の第22条の2、第1項の規定に基づきまして任用される非常勤職員でございます。 こども園では、塙町会計年度任用職員の任用に関する規定に基づきまして職員の募集をしており、適正ではあると思います。職種といたしましては保育士、保育補助、栄養士、養護員、幼稚園教諭、特別支援教育支援員、預かり保育指導員、事務補助、調理員及び用務員を募集しておりまして、それぞれ勤務内容、勤務時間が変わっております。 また、いわゆる報酬でございますが、職種、資格、経験年数により報酬のほうも変わってきて、報酬の額も変わっております。 ただいまお話をいただいた、いわゆるこの規定以外にもう少し高い報酬であれば、もっとそういった職員が集まるのではないかというお話、ご提案でしたが、現在のところはこのような形で、規定に基づいて職員を募集せざるを得ないという状況でございます。 今後もこども園の子供たちが、待機児童がなくなる、園児がなくなるようにしっかり計画的に募集をかけていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいまの説明で、緊急的に例えば高額の俸給を支払うということで募集をかけるというふうな方策については、やはり町行政の中で法律に縛られた中できないということは理解いたしました。であれば、今、働く方が求めているというのは、高い給料よりも、高い給料というお話をさせてはいただいたんですけれども、安定を求めているということも当然あるかと思います。 そんな中で、特に保育士、幼稚園教諭ということであれば、これは有資格者でないとなれませんので、やはり仮に高額であったとしても短期的に雇入れをするということは、人材不足ということは当然考えられるというふうに思っております。条例を見ますと、役場職員の数につきましても当然条例で縛られているといった中で、どうしても不足する分については会計年度任用職員等々で対応せざるを得ないというのが実情かと思っております。 ただ、この先どんどん少子高齢化という中で、子供の数も減っていきますけれども、塙町に新たにやってきた方、子供を預けたいというときに保育士がいない、幼稚園教諭の数が足りないということで受入れができない、他町にお願いするといったようなことが発生するんであれば、子供に優しい町づくりということで目指している町はできないのかなというふうに考えておりまして。腹案でありまして、当然メリット、デメリットある案ではあるんですけれども、この先任用していく一般職員の中に、例えば有資格者を募集をかけておきながら必要なときには内部の人事異動でこども園のほうへ出向していただくと、出向といいますか人事異動をかけると。不足した分につきましては、言い方が悪くて申し訳ないんですけれども一般事務職の会計年度任用職員を緊急的に募集をかける、そのほうが現実的には人を集めることは可能かなと思います。 ただ、当然デメリットとしてあるのは、保育士、あと幼稚園教諭等々のレベルの均一化の図り方をどのようにしていくのか、あとは、当然有資格者ですから、その職に就きたいという思いがあって資格を取られているかと思いますんで、その辺のケア、心のケアというのも余分なことにはなりますが必要になるのかなと思います。ただ、やはり教育者がいないので、足りないので、設備はあるけれども受入れできませんということでは、塙町は先細りになっていくだけではないかというふうに思いますんで、ご一考いただきたいと思っております。 メリットとしましては、どういった組織もそうなんですけれども、どうしても単一業務を同じ人員でこなしていくと硬直化を迎えます。もし、こういった形で役場内部と同じ行政職の中の幼稚園、こども園の教諭の中で交流が図られるのであれば、当然、最近よく耳にするんですけれども、これでいいだろうというふうな感覚を皆さん持ってきてしまう、そういった硬直化を防ぐということもできるかと思いますんで、ぜひご一考いただきたいと思います。 続きまして、以前どなたかの質問の中で、幼稚園教諭等々含めまして資格取得を考えている大学の学生の教育実習の受入れ、これがあまり最近ないということを聞いているんですけれども、これについても状況の変更がないのかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 教育長。 ◎教育長(秦公男君) それでは、お答えをさせていただきます。 お尋ねの資格取得を目指している学生の教育実習受入状況でございますが、令和2年度におきましては、保育部、幼稚部とも実習希望はございませんでした。塙町の学生につきましては、実習希望があればぜひ受け入れていきたいと考えております。 参考のためにお話しさせていただきますと、平成29年度におきましては、保育部が実習を受けた学生が3名、幼稚部のほうは1名、合わせて4名でございます。平成30年度は保育部のほうが2名、それから幼稚園のほうは4名ということで6名でございました。それから平成31年度は幼稚部のほうで保育実習1名ということで、今年度は残念ながらコロナ禍もございますが、保育実習はございませんでした。 なお、高校生によるインターンシップという制度がございまして、職業体験をするところでございます。これに関しましては、今年度は保育部のほうに4名、それから幼稚部のほうは6名ということで、この生徒が将来、2年後あるいは4年後に塙町の採用試験を受けていただければというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 一番最初にお伺いしました、こども園設計、発注に当たっての主要コンセプトの中で、新しい形のこども園ということをつくったということで、実際、私たちも総務常任委員会のほうで見せていただいたり、実際父兄ですので運動会の際に見せていただいたりしながら、昔、自分が通っていた幼稚園とは全然違うなと。 部屋に入れば扉を閉められて、明るさについては若干あったような記憶はあるんですけれども。そういった意味で新しい教育環境、それは当然、高校生もいずれ希望を持ってそういう大学へ行けば、どこかの学校で教育実習をして、ああ、でも塙のこども園よかったなというようなことになることもあるかと思いますし、当然、新しいタイプでの幼児教育というものを学校では習うことになるかと思います。 オープンなスペースでの子供の教育というものは、この先当然必要になってくることかと思いますんで、ぜひ、引き続きまして大学生に興味を持ってもらえるように、とにかく大学のほうに働きかけを続けていただいて、新しい先生の導入、導入という言い方は変なんですけれども、新しい先生が就任していただけるような、そういったこども園につくっていっていただきたいというふうに思います。 こども園については以上で質問のほう終わらせていただきまして、続きまして農政について伺いたいと思います。 国連のほうでは、2019年から2028年度を家族農業の10年と位置づけております。国内におきましても、農林水産省のホームぺージを見ると、やはりそれに合わせて家族農業の10年ということで施策こういったものがありますということで、ご紹介のページが用意されております。 家族農業の10年というのはどういうことかと申しますと、世界の食料安全保障確保と貧困撲滅に大きな役割を果たしている家族農業について(国、家族農業に係る施策を進めること)を定めているといったような内容になります。 実際に日本農政を見ていますと、集約化、当然必要なことかとは思うんですけれども、世界的に見ましても家族経営の農業規模というのはかなりな数を占めておりまして。パーセンテージにつきましてはすみません、ちょっと調べた資料を持ってくるのを忘れてしまいまして。 やはり、農業というのはどうしても家族単位でないとうまくいかないというところもありますけれども、ただ、実際に農林水産省の施策例を見ますと、今年度分まで、過去2年間の施策例なんですが、農業経営基盤強化資金、いわゆるスーパーL資金、産業生産基盤パワーアップ事業、強い農業・担い手づくり総合支援交付金、農業人材力強化総合支援事業、中山間地農業ルネッサンス事業、食料産業・6次産業化交付金、日本型直接支払制度といったような制度が紹介されております。 ただ、この中で、日本型直接支払制度等につきましてはもともとあった施策だなということで最近思い至りまして、やはり、日本農業というのは水田が必要、水田を賄うためには水が必要で、当然水路管理が必要ということになりますと、家族を超えた地域の協働ということが必要になりまして、農林水産省もやはりそのところに目をつけて補助金、交付金なりを出して地域農業の強靭化を図ろうとしているのかと思われますけれども、この中で、塙町で今現在、どの程度の農水省のサービスを町のほうへ落としてきているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 具体的な内容の答弁となりますので、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 金澤議員さんのおただしに回答したいと思います。 現在、ただいま議員さんから紹介のあった施策例の中で、実際塙町でどのようなものが落ちてきているかということでございますけれども、この中で私が今把握しているのは、強い農業・担い手づくり総合交付金であったり、日本型直接支払交付金の中の中山間地域等直接支払交付金と多面的機能支払交付金などが、塙町で実際に動いているということでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいまご紹介ありました、中山間地域等直接支払制度と多面的機能維持の交付金制度、これについては一番有名なところで、かなりの団体の数が塙町でも受けていて、地域地域で大変感謝をされているところかとは思います。 この中で、ただ、今問題になってきているのが、これらの事務処理問題、こちらのほうが大変に煩雑であり、もうやめようかといったような地域が出てきているということも聞くやに及んでおります。 その中で農林水産省のほうでは、各農林水産省関係の全ての申請関係を、共通申請サービスということでネットで一本化しますということになっているんですけれども、この辺の状況について町のほうへは何か情報は来ているかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 金澤議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 ただいまの、農林水産省関係の手続をオンラインで一本化していく農林水産業の共通申請サービス、eMAFFというような言い方をするようでございますが、そちらでございます。 今年から、できるものがございますということで紹介になっておりますが、実際、確かに書類は膨大です。役場のほうに出す書類も膨大でありますし、それを保管していくのも大変な量なんでございますが、これが入って農家の皆さんが果たして本当に楽になるのかというところはちょっと疑問ございます。 これから、若い農業者の皆様はこういったOA化というんですか、そういったものにも強うございとは思いますが、それでもまだまだ、なかなかこういったOA化には不慣れな人が多いのかなという中で、このeMAFFが本当に浸透していくのかというのはちょっと甚だ疑問なところもあるんですが、できるようにしていきたいということで、国のデジタル化に伴って、当然、今押印廃止とかそういうのも出ておりますが、それに伴って、農林水産省のほうではかなり力を入れて、予算をつけてやっていきたいというふうに考えているようでございます。 確かに便利にはなるようです。ワンストップサービスであったり、一度入力したものはワンスオンリー、一回入力したものはそのまま登録されるとか、かなり便利な面はございますが、これが本当の農業者の皆さんのサービスにつながるかというと、まだちょっと未知数の部分がございますと回答させていただきます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいまのご説明でもありましたように、若い世代であれば恐らくついてこれる制度ということが主になってきているのかなというのが私の実感ではあります。 ただ、塙町の農業者において、果たして若い世代、担い手がどのぐらいいるのか。この辺につきましては、福島県の農地中間管理機構募集区域一覧という一覧表の中を見ますと、塙町について、農地特性が中間山間農業地帯ということになっておりまして、担い手数については少ないという厳しい評価を受けている地域になっている中で、これらの制度について今すぐ手を出せる者がだんだん減ってきているのかなというのが実情ではあります。 その中ででも、とにかく農地を荒廃させない、そういうことであればこの先新規就農をしたい、農業移住したいといったような方がいた場合にも、荒れないでいる、継続して農地を利用できるということが主眼として塙町の農政直近ではやっていただきたいというふうに考えておりまして、特に水田耕作につきましては米がやはり余っているのが実情です。 ただし、政府としては、ちょうどいいぐらいだと言っているのは、日本の食料自給率を見ますと、多分米だけは実質100%いっているんだろうと。ただし、これはあくまでも小麦等の輸入ができている状態での100%ですから、実際には田んぼも本当は国としてはまだこれ以上減らしてほしいという気はないのかなとは思っておりますけれども、農業者の現金収入を得るに当たって、米はやはり魅力的な作物から規模が大きければ何とかなる作物に変換してきているんではないかと。 そういった中で、現金収入を得るためには野菜類、葉物類等々をつくっていくことが必要になってくるかとは思うんですけれども、転換するに当たっても、冬場、露地ではなかなか育ちませんということがありまして。 ただ、寒冷地に強い、冬場にできる作物というのが、最近はキャベツであったりホウレンソウであったりするんですけれども、こういったもの、やはりハウス程度のものがあって初めて何とかなるといったような作物になっておりますんで、この先、本当の意味で家族農業を支えたいと国が思うんであれば、何かしかの補助金メニューというものが出てくるんであろうというふうに考えておりまして、その際にはぜひ、ハウス補助等含めて町のほうで農業者のほうへご紹介いただけるような体制づくりというのをつくっていただきたいというふうに考えております。 続きまして、遊休農地の現状について伺いたいと思います。 今、現状どの程度の遊休農地があるのか、町として把握はしているでしょうか。お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 具体的な数字等を伴うものでございますので、担当課長から説明をいたさせます。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 金澤議員のご質問にお答えします。 中山間地域を中心に農地の荒廃化が進んでおり、現在町で把握している遊休農地は、令和元年度時点でA分類という分類がありますけれども、再生利用が可能な荒廃農地が115.4ヘクタール、B分類と申しまして、再生利用が困難と見込まれる荒廃農地が192.2ヘクタールございます。合計で307.7ヘクタールでございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 農地集積、農地預かりについては、今のところ、多分国の制度の中で中間管理機構のほうでしかお預かりできないという状況になっているのかとは思いますけれども、これを何かしらの方法で、例えば今の中で言いますと先ほどからも話出ておりますんで、B分類につきましてはこれを再開墾する体力は町にもございませんし、先ほど町長が申していたように人口というのは減ってきているという中で、それを再開墾するだけの魅力もないというふうなことは一部あるかと思いますんで、再利用可能なA分類、それでも115.4ヘクタールという広大な面積がございます。 こちらのほう、町のほうで何かしらの方法で預かれるような方法があるのか、また、預かれるとすればそういった検討に値するのかどうか、その辺について見当をお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 この遊休農地、本当に町にとっては大変な重要な課題になると、このように思っております。ご承知のように、一部の遊休農地、これを利用しましてハス池として利用し、昨年は本当に何千人という方が、お客さんと申し上げますか、見学者がおったということであります。これなんかも一つの遊休農地として町を盛り上げると申し上げますか、集客のための大きな手段になると。貢献度は高い。 それと、川上地区でやっております「花の里川上」、これは県のサポート事業を利用して景観整備等行っているようでありますが、こういうふうな利用の仕方も一つの選択肢ではないかとは思っております。また、先ほど来申し上げておりますように、花木の採取のための桜、そしてそれに類する、その輸出に耐え得る花木の育成等々。これからの使い道はやはり、考え方を柔らかくして柔軟に対応を考えていくべきだろうと思っておりますんで、ぜひ、町行政だけの頭の中で考えることではなく、皆さんとともに一緒に対応を考えていければなと、このように思っておりますんで、いろいろご意見をいただければと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 遊休農地の利用方法につきましては、先ほど鈴木茂議員のほうの質問等にもありましたように、もろもろアイデアのほうは出ておりますんで、あえてアイデアについては申し上げることはしませんけれども、町長おっしゃるように、当然町民も一体になってということではあるんですけれども、どこが利用可能な遊休農地なのかといった情報についてある程度おまとめいただいてお出しいただけると、町民グループのほうでも使い勝手よく再利用していったりすることができるのかなと。 そういった土地については、当然、荒廃していかないという前提ですので、この先、移住者が来た場合等々については、当然畑などとして再利用可能な状態で継続して残すことができるんではないかというふうに思いますんで、ぜひ、ご一考いただきたいと思います。 新規就農者や農業移住希望者などへの取組について伺うということですけれども、先ほど吉田広明議員のほうから質問ございましたんで、こちらのほうについては割愛させていただきたいと思います。 最後の質問項目になりますけれども、今政府のほうでしきりに、とにかくデジタル化していくんだということでお話が出ております、デジタル化についてお伺いしたいと思います。 まず、デジタル化一丁目一番地というふうに多分政府も位置づけていたのかなとは記憶にあるんですけれども、マイナンバーカード、こちらの現在塙町での発行状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 数字的なことでもありますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(生田目敏夫君) マイナンバーカードの発行状況でございますが、令和元年度末までの交付枚数が805枚、今年の4月から11月末までの交付枚数が327枚、合わせて1,132件交付をしてございます。令和元年度まで、5年間で805枚というところが、今年の7か月間で327枚ということですんで、マイナポイントなんかもございましたから、そういう意味では交付枚数が増えていると。12月1日現在、塙町の人口が8,463人ということでございますんで、交付率は約13.4%というようなことになります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) マイナンバーカードなんですけれども、本当に必要なものなのかということを考えますと、昔、住基ネットカードってありまして、こちらのほうも恐らくほぼほぼ運用に至らず、多分もうマイナンバーカードができたことによって立ち消えしている政策なのかなというふうには思っております。 ただ、マイナンバーカードにつきましては、半強制的ではありますけれども、強制的に公安委員会の中にまで手を突っ込んで免許証まで入れろというようなことを政府のほうで言い出しているようですし、一番身近なところでは保険証、こちらのほうがマイナンバーカードで代用できるようになるんだということで政府のほうで話が上がっておりますけれども、その辺について、導入スケジュール等、町のほうへ何か情報が来ているようであればお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(生田目敏夫君) 今、運転免許証と健康保険証、こちらのほうの話がございましたが、運転免許証につきましては、今朝の新聞報道によりますと、前倒しをして2年早めるとかというような報道がされてはおりますが、マスコミ報道のほうが先に出ていましてという形になろうかと思います。 あと、健康保険証、こちらのほうの機能としましてということでございますが、健康保険証の部分でいきますと、国では令和3年3月からのシステム稼働を予定していると。来年の3月からということになっております。そして、さらに令和4年度中、こちらにはおおむね全ての医療機関での導入を目指すというようなことで進めているというふうなことは国のほうから来てございます。 ただ、そのためには、保険者それから被保険者、保険のほうの組合、それから私たちの被保険者、そして医療機関や薬局など、こちらにおいても例えばシステム改修であるとか、そちらのほうが必要というようなことになってございます。 国の進めるスケジュールどおりに、例えば医療機関であるとか、そういったところがどこまで準備が整っているのかというような話になろうかとは思います。さらに、先ほどの話にもございましたが、これらの、例えば健康保険でいけば被保険者本人、こちらのほうがこのサービスを受けるなり登録をするということにつきましては、パソコンやスマートフォンなどで、政府が運営するオンラインサービスでありますマイナポータル、こちらのほうに利用者登録をして、そしてさらに各種手続を行う必要がございます。 ということになりますんで、先ほどの年配の方と若い方という話なんかもありましたけれども、それだけのことが、先ほど金澤太郎議員のほうからもありましたように、住民の方々がどこまでその必要性を感じているかというような部分もありますが、町としてはマイナンバーカードのさらなる交付の推進、こちらについては行ってまいりたいというふうには考えてございます。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 各種サービスにつきましては、今のお話を聞きますと、導入までにはかなりな期間を要する、かつ特にマイナンバーカード、私も実は発行を最近しまして。発行自体につきましては煩雑な手続はないんですけれども、申込みについては、ドラッグストア脇にありました証明写真機、こちらのほうでできる機械があるということで。そういうこと好きなもんですから、たまたま行ってそちらで申請をして。自宅に来るのかなと思ったら、役場に届いて通知が来るんで取りに行ってくださいということで、役場まで取りに行った経緯がございます。 それを考えますと、今の中でいきますと、マイナポータルで登録をした上で各種手続となりますと、恐らく発行のときと同じように再度また役場に来て、自分で恐らく端末を使って、パスワードを入力するなりなんなりといったような煩雑な手続になってくるのかなというふうなことを考えますと、ちょっと、実際に使う人いるのかなというところが正直なところではあります。 マイナンバーカードにつきまして、引き続きちょっと質問させていただきますけれども、附帯サービスの中で一番住民になじみやすく、サービスとしては利用頻度は若干あるんではないかと思われていたのが住民票等の証明書類のコンビニでの発行ということになるかと思うんですが、こちら、町のほうでも導入を検討した経緯はあるかと思うんですけれども、例えば導入する場合に必要であるイニシャルコスト、導入した場合の年間のランニングコスト等について、もし資料がございましたらお伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町民課長。 ◎町民課長(生田目敏夫君) コンビニ交付事業でございますが、コンビニ交付事業につきましては、町では平成30年に導入するかどうかという検討を行っております。当時の検討では、通常版、住民票の写しと印鑑登録証明書、あとは税証明等の交付、ここまでが可能な場合の経費ということで、導入年度で約650万円、翌年度以降が422万円が必要となると。廉価版、こちらのほうが、住民票の写しと印鑑登録証明書のみの交付という場合で、導入年度が454万円、翌年度以降が約270万円の経費が発生すると。 さらにではございますが、この機器については5年経過後更新ということになりますから、5年ごとにまた機器の買換えの費用がかかるというような形の検討がなされております。当時としますと、費用対効果なんかの面も考え、またこの当時マイナンバーカードの交付率が低い状況でもございましたんで、当面導入は見合わせるというような形でそのまま進んでいる状態でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) 先ほど、町民課長のほうからも説明ありましたけれども、マイナンバーカードの交付円滑化のための予算計上されているということにつきましては、先日、私どもも振興計画をお伺いしまして周知のところではあります。 ただ、住民票発行サービス同様、導入コスト以外の費用について、町の財源を予算化しているのが見受けられますんで、行政サービスというものについては、先ほど、町長、サービス?ということではてなマークついていたようですけれども、やはり行政というのは、町民に対するサービス業という位置づけなのかなというふうに私のほうでは思っておりまして、行政サービスについては、より便利であれば町民に寄り添うことになるものだというふうには考えております。 しかし、今回政府が主導するデジタル化について、イニシャルコストについて、導入コストについては、恐らく政府が都度都度、何か交付金等々を出していただけるのかなというふうには思いますけれども、ランニングコストについては恐らく政府が持つということはこの先も恐らくない、今までの経緯も含めてないのではないかというふうに考えられます。 それで、例えば塙町がほかの町村と比較して行政サービス、特にデジタル化の部分について弱いというような批判を受けるようなことがあったとしても、あくまでも町の財政に合わせた導入計画というものを今後も慎重に検討していっていただきたいというふうに思います。 個人的には、マイナンバーカードなぜ持ったかという理由がございまして。今回のマイナポイントではなく、私、青色申告で農業者しておりまして、農業者の青色申告の場合には、マイナンバーカードを持っているとe-Tax、デジタル申請ができますということで、デジタル申請をした場合にe-Taxで申請すると、青色申告の人の65万円の特別控除額がプラス10万円されますよと。何年間継続するかは分からないんですけれども、費用として10万円見ていただけると。たったこれだけでというような、つり広告に近いところでつられたというところではあるんですけれども、メリットとしてはその程度しか感じておりませんというのが正直なところなんで、ぜひ今後とも慎重にご検討いただきたいというふうに思います。 続きまして、不正アクセス等により損害が発生した場合の対応について伺うということなんですけれども、行政側で取り扱うデジタルサービスのデータのいっているものについては、恐らく一元管理されているんだろうということであれば、例えばその一元管理されているサーバーなりクラウドのサーバーなりが攻撃を受けて、情報が漏えいされたということになるとかなりな数の情報漏えいになると思います。 その辺の対応をどのように検討しているのか。実際調べますと、個人情報流出事案につきまして判例上は1件につき安くて5,000円、高くても1万数千円というのが判例ということなんですけれども、先ほど、塙町民8,463人ということで、これ全員分のデータ出たときに賠償ということになってくると、金額的なものはかなり高額なものになってくるだろうということが当然予測されます。 その辺について、何がしかの対策を練っているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 詳しい内容につきましては、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 議員おただしの不正アクセス等により損害等発生した場合の対応についてということですが、基本的に町が管理しているシステムの中には、先ほどのマイナンバーカード等の住民基本台帳系のものと、あとは町の業務の部分の中で公会計とかそういう部分、税情報とかのシステムというふうな形、あとは各課ごとにそれぞれの業務に必要なシステムと、単純にシステムといっても多数のものが入っております。 ただ、不正アクセス等の場合、住民基本台帳系についてはフィックスされた形の中でのLGWANという形で動いている部分がありますので、それ以外の部分であった場合には、先ほど議員さんからありましたように、過去の情報漏えいなんかでは1人当たり1万5,000円程度の損害賠償が求められた判例があるというふうな部分があります。 できる限り、そういうことのないような形で対応はしているつもりですが、町の対応としまして、そういう不正アクセス等、万が一起きた場合には、総合賠償補償保険制度というのが全国町村会のほうで出しておりまして、塙町はこれに加入しております。これは、通常の事故等の部分で町が法律上の賠償責任を負う場合に、対応できるような賠償責任保険と、あとは予防接種等で被害を受けた場合、あとは今言いました個人情報の漏えいとかが起きた場合、あと、公金保険と言いまして、町が取り扱う公金が火災とか盗難で損害を受けた場合とか、あとは町が主催するような行事等で事故等とかの損害または障害等があった場合に対応する保険に塙町は入っております。 ちなみに、個人情報の部分でどの程度の保険金まで支払うんだということで、塙町が入っている保険は一応上限が2億円の保険に入っているということで、一応、起きた場合にはそういう公費で補償ではなく保険の対応にはなると。ただ、そういうことが起きないように管理は行っているということでご理解いただければと思います。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいま総務課長からありましたように、総合保険で対応できるということで、準備はされているということで一部安心できる部分はあるのかなというふうには思います。 一言追加でいただきましたように、情報漏えいということがないように徹底して業務のほう行っていただきたいというふうには考えております。 あと、3番4番で、IT関連システムを総合的に把握しているのか伺うと、国・県の施策以外のシステム導入に当たり選考基準はあるのか伺うということなんですが、この辺、合わせまして、IT関連システムを当然各課ごとで使うものが違うと。 先日、全員協議会の場でまち振興課から図面が出されて、どこで描くんだという質問をされた方がいらっしゃいまして、簡易型のCADソフトで作成しておりますということで、まち振興課にはCADソフトを導入しているパソコンがあるというふうなことが若干分かりましたんで。導入に対して、各課ごとで当然責任者はいるかと思うんですが、最終的にどこかで取りまとめをして、どこの課で何を導入しているのかということと、あと、通常、町の住民基本台帳データ等々のシステムと、町職員の使われている例えばインターネットに接続できる端末、こちらのほうが同一ネットワーク上にないような物理的な切り分けが庁舎内でされているのかについてお伺いしたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 担当課長のほうより説明をいたさせます。
    ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 導入に関してから、ネットの端末の状態という部分でございますが、現在、町が導入しているシステム、TKCという会社から導入しているものが業務の中では一番のメインになっております。 そのほか各課によって、先ほど言いましたように専用のシステムというのが導入されておりまして、基本的にはそれぞれの課等の長がその情報システムの責任者ということになって、所管するシステムの導入、管理、運用について総合的に責任を持っています。 ただ、一番重要な住民情報、あとは税務情報などを取り扱う個人番号系のシステムについてなんですが、アクセス権限の設定、あとはマイナンバーとの連携が必要となるような設定というものに関しては総務課が総合的に管理を行っています。基本的に言いますと、それにアクセスする職員がもう指定されてということで、誰もが操作できるものではないというような形にはなっております。 ただ、大小様々なシステムが導入されていますんで、全部のシステムを総合的に管理しているという形にはなっていないと。基幹となるメインのものについては、一応そういう形で総務課のほうで管理しているというふうにご理解いただければと思います。 あと、ネットの端末関係なんですが、基本的には職員のパソコンの関係については、ネットの環境について直接インターネットにつながっているという形ではなく、ダブルブラウザというソフトを利用して東西白河のLANの中で見るような形になっています。ただ、これですとダウンロード等ができないというような部分がありますので、業務で必要な情報を落としたりなんだりということで、各課にネット専用のパソコン、これは別系統で見られるものを置いてあるというような状況になっているということで、基本的には系統を別にして運営を行っているという状況であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 金澤太郎君。 ◆1番(金澤太郎君) ただいまの説明で、大方のIT運用については、安心できるような状態で運用はされているんだろうということで理解はさせていただいたんですけれども、先日、町の定期監査を受けて監査報告ございまして、私どもお伺いしまして、備品についてやはり課によって取扱いがまちまちであるというふうなことも伺っております。 当然、課にとって必要なシステムなんで課長決裁で課長の下で運用されているということではあるんですけれども、いかんせん紙ベースのものではなくあくまでもシステムベースの機器ということになってきますんで、専任官を雇うということはなかなか難しいかとは思うんですが、詳しい方1名ないし2名等々、担当かどこか所属をつけまして一元管理できるようなシステムになるのが本来であれば、システム導入については理想的なのかなと。 どこかの課で何かしらの問題が起きたときに、その課の職員で、例えば課長が定年によって退職して、次席の方が課長職に上がられた場合にはいいかと思うんですけれども、他部課から来た場合に内容がよく分からないということも発生しないとも限らないと思いますんで、危機管理という意味では、使える人がいなくなってしまうということも含めて、やはり一元的に誰か責任を持って運用していくのが一番望ましい形ではないのかなと思います。 以上で、私のほうの質問は終わりとなります。 ○議長(割貝寿一君) これで、1番、金澤太郎君の一般質問を終わります。 休憩します。               休憩 午後3時17分               再開 午後3時30分 ○議長(割貝寿一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日の会議時間は、議事の都合によってあらかじめ延長します。--------------------------------------- △吉田克則君 ○議長(割貝寿一君) 次に、9番、吉田克則君、登壇願います。 持ち時間は4時30分までです。 吉田克則君。     〔9番 吉田克則君登壇〕 ◆9番(吉田克則君) 9番、吉田克則です。 ただいまから一般質問をさせていただきます。 通告は4点してありますんで、順次質問を町長のほうにしていきたいというふうに思います。 1番目として庁舎改築ということでありますが、11月14日、全員協議会で改築にするか改装にするか、そういう判断を議会のほうに求めたということでの説明だったんですが、執行者としての、町を執行するに当たって判断、どちらにするかという判断を町議会のほうに提案だったらいいんですが、判断を求めるようなそんな協議の仕方、これはまだ問題があるのかなというふうに思っておりますが、その内容も改築ということで、あまりにも突然過ぎて計画性にも欠けているような状況でありまして、町の施策の在り方として問題があるかと思いますんで、その点から質問をさせていただきます。 まず最初に、現庁舎でありますが、庁舎の在り方でありますが、西側庁舎入り口に自転車が入っておりまして、庁舎内に自転車がある、これはどういうわけなのか、まずその点からお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 自転車、塙町の町おこしのために自転車を活用していこうということで、いろいろな行事、イベント等やっておるわけであります。そういう意味もありますんで、この自転車何と言われたときには、実はこの町はこういうことで町おこしの一環として自転車を活用しておると、こういうふうな意味も含めてあそこに展示と申しますか、アピールするということで置かせていただいております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 個人のものなんだか町有のものなんだかちょっと分からないんですが、町については駐輪場というのがありまして、駐車場も当然あるかと思うんですが、PRするためだったらかえって駐輪場でちゃんと町の考えとか示すべきだとは思うんですが、所有者は誰なんですか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 所有者は私であります。これは私の個人のものとして持ってきております。これはあくまでも、先ほど申し上げたように町の意図といいますか、意気込みを示そうということで置いてありますんで、ぜひご理解をいただきたいと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 公共施設を町長の独断で使用している、これ職員だったらどうなんですか。示しがつかないんじゃないんですか。 ある地方自治体の長が庁舎内にサウナ等を持ち込んで大問題になったと思うんですが、町長はどう考えているのでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 個人所有ではあるんですけれども、あくまでもPR品という意識で持っております。町の、この庁舎の管理者としてこれは許される範囲かなと思っております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) あまりにも公私混同しているような状況だと思いますんで、町長、塙町のトップ者としてそのように考えているのであれば、これも町民の方にきちんと説明する必要があるかなというふうに思います。 そういう庁舎関係でありますが、新築あるいは改築問題でありますけれども、今、新型コロナウイルス、今日の新聞では全国で2,900人超、東京都内でも600人を超える新型コロナウイルス感染者が出たということで、当町でも28日のPCR検査で陽性になったということで29日に発表がなされたような状況でありますが、町がやるべき施策については、今後新型コロナウイルスの感染拡大がどうなるか分からないような、拡大するんだか分からないような状況下の中で、あまりにも新庁舎改築、それに走るのはどういう、最大の理由があるのか。あと、新型コロナ感染対策強化を含めた中でご答弁をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 塙町、この新型コロナウイルス感染症対策、数々の対策を実際に行っております。申し上げますのは、まず小学校の子供たちのマスクから始まりまして、高齢者へのマスクの配布、そしてソリューション液、その消毒液の無料配布等々、そして、一番はこの感染症によりまして町の中の経済的な部分、現実的には子供たち、それから高齢者へ向けてのマスク、それからソリューション液の全戸へ配布等々実際にやっておるわけですが、それにも増して大変厳しくのしかかってきておるのが経済的な問題であるということで、まず最初に、子育て世帯応援臨時給付金ということで、お子さんをお持ちの家庭へ1人頭1万円ということで、1,000万円弱のお金を配布しております。 そしてエール商品券ということで、各戸に1人頭2万5,000円ということで、これも町の活性化と申し上げますか、まず生活基盤をしっかり守るというふうな強い信念の下に実施をしたわけであります。そして、事業所等々の新しい生活様式支援金ということで2,800万円ほどのお金、それから公共施設の休業補償で1,300万円、商工業者の売上減ということで、これに対応すべく支援金として3,000万円等々、エール給付金と申し上げますか、新型コロナ感染症対策に対しましては考え得る全ての対策を、取りあえず実行できる部分、これを考えてしっかり対応はしてきたつもりでおります。 ですから、これからも当然、今、1次、2次地方創生臨時交付金配布されましたけれども、3次ということも話が出ており、それがかなり現実的なものとなってきておりますので、その3次のお金の動向によりましては、またしっかりと町を守る、生活を守るという部分で利用していきたいと、そこに投下していきたいという思いでおります。 これからも手を抜くことなくコロナ対策、これはやっていきたいというふうに思っております。 もう一つ、なぜ庁舎がというお話であります。これは、今、今朝ほどもちょっとお話はさせていただきました。一番有利な条件と申し上げますか、塙町にとって、町民にとって最も負担にならない形での庁舎の改修、改築できる。ただ、改修の場合ですと、申し上げましたように完全に自己資金、我々が個人で言うところの自己資金でなければやることができない、実施することができない、一切借金はできないという強い縛りがありますんでこれはなかなか難しい。 プラスアルファと申し上げますのはコンクリート、RCの耐用年数、60年か70年後…… ◆9番(吉田克則君) 議長、時間がなくなってしまうもんですから、答弁切り上げて次に進めていただきたいです。 ◎町長(宮田秀利君) まだ半端なんですけれどもいいんですか。 ○議長(割貝寿一君) よろしいですか。 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 60分の中でやっているもんですから、すみません。 また、西庁舎にある入り口に人が行くと、顔が映されて正常な体温ですというふうな自動計量温度計があるんですが、なぜこういう体温計を西庁舎に置くのか。あれ職員のための対策のものなのか。本来であれば、東、町民の方が一番出入りするところに設置しなければならないと思うんですが、これは町民の安心・安全、あるいはそういうのも含めた中で、置く場所が自分たちの対策のもののように見受けられるんで。東庁舎に置いて町民の体温管理とか、当然お客さんははるかに東口のほうが多いと思うんで、そういうところを何で気がついてやらないのか。これも、大きな対策の一つだと思います。 あと、今回1名の方が塙町から新型コロナウイルスに感染したということで、その対応をどのようにしたんだか、IP告知では、町長自らの注意喚起の放送はありましたけれども、本部会議を開いたとか、あるいはそのほかもろもろの対策を行ったのか。そしてまた、濃厚接触者あるいは心配な方々のPCR検査をやったという話は聞いておりますけれども、そういう情報を塙町に住んでいる住民は一番気にしているところであります。 どんな対策をしたんでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) この情報、議員ご承知かと思いますが、町が主導でやっているわけではなく県の主導でやっておるというところであります。詳しくは担当課長より説明をいたさせます。 ◆9番(吉田克則君) 議長、本部会議でそういう対策をしたんだかなんだかだけでいいです。対応を。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) それでは、本部会議の開催でございますが、本部会議は県から、ちょうど休日だったもんですから、私のほうに県から直接携帯のほうに電話が入りまして、こういうことでコロナの発症が出ましたということで。 至急、11月29日に本部の会議のメンバーを招集いたしまして本部会議を開催しております。本部のメンバーは前にもお話ししておりますが、塙の消防分署長さんも入っておりますが、そのほかに福島県の指導ということで、福島県が相談に乗るということで、県でリエゾンという相談員を設置しておるんですが、その方は県の農林水産部の部長さん、県というか県南の部長さんなんですけれども、その方もおいでいただいて対策の会議をしたところでございます。 内容につきましては、町民への町長からのメッセージの部分、それからマスコミへの対応、それから周知するIPの対応、ホームページへの掲載の内容、そういうことについて本部会議の中で協議をして対応をしたところでございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 感染防止策は、通常は3密を避けるとかそういうだけに終わったんですか。町独自の対応というのはあったんだかないんだか、そこだけお聞きします。 ○議長(割貝寿一君) 健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(藤成寛味君) 町独自の対応というのは、先ほど申しましたけれども、IPとかそういう部分について町民の方へ徹底していくということがまず1つでございます。それから、12月の初めの回覧におきまして、コロナの関係の部分について各戸配布という形で回覧の中で各戸にものを配りました。 先ほど、ちょっと答弁で抜けてしまったんですが、PCR検査を濃厚接触者がやったとか関連者がやったというお話でございますけれども、それは12月2日の予算決算常任委員会の中で総務課長のほうから議員さんのほうへもご説明をいたしましたが、そこの部分につきましては、本当に県のほうでも公にしていない部分でありまして、発症した市町村にだけいただけたデータでございます。ですから、そこの部分のPRについては町民のほうにはしないという方向でございます。 そこについては県のほうにも確認をいたしました。県のほうでも濃厚接触者がPCR検査を受けたとか、その関連者が何件受けたなんていうことは、絶対に報道は県のほうは今はしていないということでございます。 と申しますのは、そこでこの1人の感染者の影響がスパッと切れるものならいいんですけれども、どんな形で感染していくか分からない。ですから町民の皆様に安心感を与えるという部分もあるかもございませんが、むしろすぐに発症するものではなくて、前にも前例がありますけれども2週間後に発症したりとか、一度陰性であったものが陽性になってしまったと、そういうことが起こり得るのがこの新型コロナウイルスの特徴でありますので、安易に町民の方々へ、検査をした結果安全でございますというような流し方はしないほうがいいだろうという見解の下、改めてそこの部分については町民の方に知らせることはしませんでした。 陽性になれば、当然、何十代の男性、女性という言い方で当然公表になりますから、その公表がない部分につきましてはあくまで陰性であったというふうな認識で捉えていただければというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) こういう大きな問題があるのに改築どころではないと私は思っているんですが、それで、強化策とか対応策とかいろいろあるかと思うんですが、ほかの自治体でもPCR検査の無料化とかそういうところも出てきているような状況なんで、貴重な財源、お金については、税金については、PCR検査の無料化等あるいは感染防止策等に最重点的に、やはり税金を使うべきだと思っております。 先ほど、庁舎西側の体温計、顔が映る、ああいうやつについても全く自分のところで消化しているような、そういうふうに見受けられますんで、PCR検査の無料化なんていうのは検討に入らないですか、町長。 お伺いします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今朝ほどテレビで見ておりましたらば、東京では有料の私の会社が検査を実施していると。金額的には1,980円ぐらいということであります。そして、唾液、その試験紙みたいなものを何分、30秒とかって言っていましたけれども、なめた上で次の日に結果がメールで入るというふうなお話をしておりました。 これからはかなりポピュラーに検査ができるような状況になってくるのかなと思ってはおりますけれども、今調べて今日オーケーだったからあしたも大丈夫だというこれは保証はございません。あくまでもその瞬間だけということになりますんで、これはその辺も加味しながら、ほかの自治体の動向、これもよく注視しながら、できれば東白川郡でというふうな考え方で進んでいければと。 この地域全体を守るという意識であれば、それは当然加味されるべきことだろうと私は思っておりますんで。ただ、町だけで云々という話は今のところ考えてはおりません。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 通告に少子化、町人口が減少する中で少子化対策を優先すべきだということで質問挙げていたんですが、内閣府は20日、少子化対策の一環として新婚世帯の家賃や敷金、礼金、引っ越し代など新生活にかかる費用について、来年度から60万円を限度に補助する方針を固めたということでありまして、現行額から倍増し対象年齢や年収条件を緩和する、そういう発表があったんですが、町では結婚祝い金10万円、あれ町費でやっているみたいですけれども、国でははや既に、少子化対策で結婚世帯に現行では30万円ずつ、来年から60万円給付ということではやうたっているんです。 ですから、そういうものを重点事業として挙げて、少子化対策に結びつけていくのが本当かというふうに思ったんですが、どう思いますか、町長。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) これはお金の使い道ということで、その使い勝手と申し上げますか使い道だと思いますけれども。少し前の話ですけれども、仲人をやった方に慰労金というお金を出しておった時代もございました。かなり効果がありまして、かなりのカップルを誕生させることができたと。ワンセット30万円というふうな記憶をしておるんですが、塙町、ぜひそういう制度、ちょっとだけ後ろからけつを押してやれば一緒になれるというふうな方も多々いるように見受けをいたしますんで、ぜひ検討してみたい。 それから、このエール給付金を含めての全てのお金というのは1次、2次補正、国のお金を全部流用した事業でありますので、町の財源を云々はないので、これからはそういう結婚祝い金、これなんかも仲人褒賞金という形での一つの検討があってもいいのかと、このようにも考えてはおりますんで、昔の手法をもう一回洗い直してみるのもいいかなとこんなことも考えております。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) コロナ禍にあって、急遽、突然実施計画を発注できるスケジュールで進む予定だということでありますが、短期間での計画不足や議論不足でいいものができたためしがないですよ。 それでお聞きしたいんですが、はなわこども園、これも建設運営、これ検証結果はどのようになっているのか、これは町長に伺います。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 開園して7か月ちょっとですか、これで検証というのはちょっとまだ早過ぎるだろうと。これから1年ないし2年の間にどのような結果として、子供たちの教育状況含めて、先生方の対応状況含めて、これからかかる経費等々も含めた、全部ひっくるめた対応、検証はしてみたいと思っておりますが、今この時点でやる気はありません。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 私が言いたいのは、そういうことも踏まえて、こども園の反省点とかいろいろあると思うんですね。 例えば駐車場問題。まだ新しいところを町で取得するような計画がある。何で最初に、駐車場は台数分かるでしょう。待機児童問題、これも人員がいないんで待機児童が発生した。保育士を募集し確保している、こんなの当然ですよ、前から。それと安全性と申しますか、ガラス張りで防犯上問題で、そういうのも全然検証していないみたいですから。管理費。今回、12月定例会で補正予算が出てきました。補正増で、教育費の幼稚園費、消耗品費109万円、燃料費10万円、光熱費100万円。あまりにも補正増になっている。あらかじめ、そういうものについては計画的にやっぱり進めなければならないとふうに私は思っているんですが、それも検証していない。早急に検証するべきだと私は思うんですが、町長どう考えますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 今ほども申し上げましたとおり、一定の期間を過ぎたら検証をしたいと、このように思っております。 そして、先ほど議員おっしゃるように、車の台数云々と申し上げますけれども、入園を希望する方の事情まで、車の保有台数まで調べているわけではないですから、これを完璧に掌握するというのはかなり難しいだろうと。あくまでも予測できる範囲でのセッティングだったと、このように考えております。基本的には、無謀な設計ではなく、そういうふうな基準というものの中で組み込まれた駐車スペースであろうと私は思っております。それ以上に駐車場が必要になったということは、それだけ人気があったと、そういうふうに解してもよろしいかと思います。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 私が強く言いたいのはですね、そういう問題が後から出て、新築、改築はしたはいいんですが、そういう後から問題が出たんでは何にもならないということを言っているんです。そこを質問しているわけなんで、勘違いをしないようにひとつお願いをしたいというふうに思います。 それで、今回、令和2年度の一般会計の補正予算書にある財産管理費の庁舎改築実施設計業務委託費、委託料、1億356万2,000円について、補正案、補正予算の修正をして、その部分を除いて再提案する考えはないか。私が言っているやつについては時期尚早というか、計画が全然なっていないような状況での予算化はとにかく無謀だと、そういう観点から今回の一般会計の補正予算にある庁舎改築実施計画業務委託料、これを削除して補正予算案に修正しての提案は考えられないかお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 先ほど来申し上げておりますように、この改修計画、これは分割払いができる、なおかつ国からの30%弱の助成金をいただけるということで、選択肢としてはこれを逃すとこの建物自体の改修、一定の時期がたったらばこれを壊して新しく建てなければならないとなったときのその膨大な資金、これは全く自己資金でやるしかないという状況になるわけであります。 そういう中にありまして今度上げた補正、これも起債の中に含めることができるということで補正予算の中に計上させていただいたわけであります。できたれば、この後、町民に一番負担をかけない、そして町が財政的にも厳しい状況に追い込まれないための手法として皆さんにお話をいたしておるわけであります。 その中で先ほどお話ししましたように、できるだけお金をかけないシンプルな、本当にその事務方のための事務だけのそういうふうな建物でもいいはずだと。私は先ほど来申し上げているとおり、お金はできるだけ安く上げるような努力はしたいと、こういうことで補正予算の中には組み込んだと申し上げますのは、先ほど言ったように起債にそれを入れることができるということであるから計上させていただいたわけであります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) そのような意思を持っているのであれば、住民投票による町民の意見の聞き方というんですか、そういうことは考えられますか。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 今この時点で、最大限塙にとって有利な条件下の中で今この難題をクリアする、これはやはり住民投票まで運ばなければいけないという理由にはならないだろうと思います。これから先、きっとこの議会とこの行政側の人間は評価されるだろうと思います、これがきちんとなって、事成就した暁には。 なぜかと申し上げますと、町にとって本当に負担の少ない事業として成立していくからなんです。ですから、住民投票と、なぜそのようなことが出てくるのか私はちょっと理解しかねます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 何回も言うようですが、このコロナ禍において日本経済もどうなるんだか分かんないような、塙町の人口も減少し続けている状況でなぜ改築なのか。私はそこが分からないんです。 これ、長くなるんで、次の質問もあるもんですからそちらのほうに移らせていただきます。 財産管理の中で、塙町公共施設等総合管理計画、平成31年3月改定版でありますが、今後10年間の主な公共事業の計画ということで。10年間ですよ、平成31年3月改定ですから。その中の公共施設の中には、この庁舎改築等全然入っておりません。長期総合計画についても入っておりません。 こういう計画書で、町長は何を基準として行財政、町の指導者として進めていくのか。この指針が見えないもんですから、どういう考えなのかお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 計画、これも大切なことではあります。が、今私が思っておることは、最大限町民にとって利益になる経費というんですか、その負担の少ない方法ということで最大限この手法は町民にとっての利益になる、これを再優先と考えておるからであります。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 次に、湯遊ランドはなわの施設管理費関係についての質問であります。 増加傾向にある湯遊ランドはなわの管理費、通告はしていたんですが、状況、この3年間の管理費の実績と、あとはそのうち、塙町振興公社に直接出しているもの、言い換えれば、塙町振興公社が会社の財産として、収入として受けている金額をそれぞれと申しますか、3年の実績について質問いたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) これは、あくまでも管理費として渡しておるものであります。本来であれば、振興公社がなければあの建物自体、町が直接中に入って全てを管理し、お金を出し、そして運営、維持していかなければならないという状況はお分かりいただけると思います。それを、振興公社にお願いをしているという状態でありますので、この管理費を町が負担するというのは、これ至極当然なことと私は解しております。 そして、管理費等の数字ということでありますので、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの湯遊ランドはなわ施設の管理費についてでございます。3か年分ということで、平成29年度、ちょっと細かい円のところは省略いたしますが、29年度の3,524万円、平成30年度7,963万円、令和元年度8,589万円となってございます。 もう一つ、湯遊ランドはなわ、いわゆる株式会社塙町振興公社のほうに町からどのぐらいいっているのかという部分でございます。29年度につきましては、湯遊ランドはなわ環境改善補助金という形で2,000万円、平成30年度に東日本大震災及び風評被害による減収補填事業補助金ということで2,168万7,000円、本年度から湯遊ランドはなわ指定管理料ということで2,500万円となってございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 相当なお金が、湯遊ランドはなわ関係と塙町振興公社にお金が行っているということであります。塙町振興公社については別法人ですから、別会社に塙町から補助金として直接行っている金額がかなり多いんじゃないかというふうに思いました。 それで、平成30年度繰越明許費の湯遊ランドはなわ管理費1,177万1,000円でありますが、令和元年度に事業完了したということで9月定例会のときに報告があったんですが、この繰越しした事業実績は、寄附をいただいたものをバス代と、あと天体望遠鏡のほうに使われたということでありますが、これは湯遊ランドはなわの管理費のことなのか、塙町振興公社の補助で塙町振興公社の所有物なのか、どうなっているのかお答えお願いします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) おただしの令和元年度に繰越明許で行いました補助金の関係でございます。議員のお話のように、ご寄附をいただいて、目的を持ってその補助金の使い道等を決めさせていただいております。バスと天体望遠鏡という形で、こちらについては補助金ですので、財産については全て振興公社の財産という形で今後も管理をしていくということになります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 振興公社の財産ということでありますが、その寄附者の目的には合っているんですか。それと、振興公社には株主という者がいると思うんですが、その方に寄附をしたという解釈でよろしいんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) ただいまのおただしの件でございます。まず、寄附されたご遺族の方に、こういう形で使わせていただきたいということでまず了解を得ているということをご説明いたします。 また、振興公社の財産ですので、株主の財産ということではなくてあくまで株式会社塙町振興公社の財産という形になります。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 湯遊ランドはなわの施設管理において、その前に利用状況、ちなみに今回はやぶさ2がリュウグウから砂を持ってきて無事地球に戻ったということで、天体に関係する人は大分興味があると思うんですが。それと、11月18日から11月21日にかけて、宇宙ステーションが夕方ここを通過したんですが、私もこう目ではっきり見たんですが、観察しやすい時期だということでありまして、その湯遊ランドに設置した天体望遠鏡、活用状況。うんと興味ある方がおるもんですから、そういう状況はどうなんですか。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 天体望遠鏡の利用状況についてでございます。 昨年、天体望遠鏡もご寄附をいただいたんですが、白河の方から。その方に毎週来ていただいて数回行っておりましたが、ちょうど3月からコロナの関係で中がかなり密になるということで、本来、学校関係もあそこで行う予定でした、6年生関係の授業なんかも。そういうのも一切中止になってございまして、現在、今年についてはコロナの関係で利用されていないという状況でございます。非常に興味あるという方の声もあるということ、私のほうにも入っております。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) コロナ禍で、いろいろ健康管理器具とかいろいろ入れて、ラドンの温泉とか。コロナ禍でという一くくりにすれば、利用客が少ないとかというふうに出てくるんでしょうけれども、最大限、やっぱり町税が入っている限りは有効に税金の使い方として活用しなければならないというふうに思っていますんで、そういう下に運営をしていっていただきたいというふうに思っております。 それと、湯遊ランドはなわの施設管理でありますが、指定管理者ですね、新聞見ていましたら令和3年度南会津観光施設等指定管理者の公募ということで新聞に載っていたんですが。令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間ということでありました。 それで、ほかの施設管理でもそういう公募するようなこともやっているみたいですが、塙町においては管理会社ということで、当初は違ったと思うんですが、株式会社振興公社を立ち上げたと。現在は指定管理者の下に建設ということになっていますが、そういうことも他ではやっているということでありますんでご認識をお願いしたいというふうに思っております。 そんな中で、株式会社塙町振興公社の23期の決算報告書では、負債の部で借入金残高1,500万円、残高があります。振興公社が万が一運営できなくなり倒産した場合、誰がその責任を取り、借入金1,500万円は誰が返済していくのか。町長にお聞きいたします。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) 議員おただしの、まず1500万円借入れがあったということで、確かに借入れをしてございます。万が一倒産した場合です、当然株式会社ですので、倒産した場合は株主に責任があるということがまず第一前提。あとは、50.8%塙町が筆頭株主になってございます。そうしますと、当然筆頭株主である塙町に責任が大きくなるということが予想されます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 次に、町出資の誘致企業が民有林や国有林を伐採したということで月刊誌に掲載されたんですが、それらに対する事実関係を質問していきたいというふうに思います。 それで、私も棚倉の森林管理事務所に、実態はどうなんだということで聞きに行ってまいりました。それで、国有林に入っての伐採は違法だということで言っておりました。それで、いろいろな法律があるということも聞いてきました。福島県立自然公園法、あるいは保安林法、その2か所についてはそれぞれ県の管轄だということも聞いてきました。 まず最初に、国有林間違って切ったということでありますが、始末書を入れたということで聞いておりますが、その内容についてお伺いいたします。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) お答えを申し上げます。 議員ご指摘のように誤伐ということでありまして、始末書を提出しております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 町長、内容は。 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 内容については、担当課長より説明をいたさせます。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 始末書の内容ということでございますが、全部読み上げたほうがよろしいでしょうか。 ○議長(割貝寿一君) 簡単に。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 内容といたしましては、まず錯誤伐採発生までの経緯を述べておりまして、なぜ錯誤伐採が分かったんだということも書いております。錯誤伐採の原因についても述べます。その後、事後の経過ということで共有者及びその地権者の方々に事情説明と謝罪を行って、ドウダンツツジ相当分の代金を支払ってきたというような報告書、そして最後に今後の対策ということで、今後は観光協会とともにしっかり管理をしていきたいというようなことで報告しているてんまつでございます。 以上でございます。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 始末書の差出人は誰なのか、後でお答えをお願いします。 それと、福島県の県立自然公園の指定を、奥久慈自然公園ということで八溝山周辺はなっているわけなんですが、それに該当した場合についてはむやみに伐採したりできないようになっております。届出あるいは協議は必要だということで、町がやる場合については協議が必要だということで振興局、あと保安林については農林事務所のほうで管轄して、これも許可が要るようだということでありますが、そういう手続は踏んであるのでしょうか。そのまず2点お願いします。 ○議長(割貝寿一君) 農林推進課長。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 初めに、始末書の差出人ということでございますが、今回、塙町長からの始末書と、一般社団法人塙町観光協会会長宮田秀利の2つの始末書を管理者のほうに提出しております。それぞれ提出しております。 それと、当然、国有地とかそういった自然公園に入る場合、事前に分かっていれば当然そういう申請をして入るのが当然でございますが、今回、町の土地と国有地が接している部分の非常にやぶ深い場所、ちょうど山頂部分なんですが、そこの部分を誤ってドウダンツツジを絶ってしまったということなので、その段階では当然出していなかった、そのために始末書という形になったというふうにご理解いただければと思います。 以上です。     〔「始末書は……県立自然公園には入っていないの」と言う人あり〕
    農林推進課長(江田一寛君) あそこの場所は、県立自然公園に入っていないということでございます。 保安林関係も県のほうにはきちんと言ってはございます。事後でございますが。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) コンプライアンスの関係で、それ法律違反等の関係なんですが、定住促進住宅の入札建設問題でも、町はコンプライアンス徹底して再発防止に努めるということでありますが、なぜか今回、町民の方から聞いたんですが、ドウダンツツジをふれあいの森の公園の下に投げてある、そういう話を聞いたもんですが事実関係はどうなっているんですか。 ◎農林推進課長(江田一寛君) 議員おただしの質問にお答えいたします。 その駐車場の土手の辺りに、ドウダンツツジ含めて以前からの低灌木、伐採したのが積み上げてありました。こちらもご指摘いただきました。こちらはそもそも、来た人がバーベキューとかのごみをそのまま放置してしまうもんですから、あそこに捨てないようにということでやって、町の置いておいた、それは除草作業、低灌木の伐採作業で出たものを重ねておいたものでございます。 そちらはご指摘をいただいたものですから、チップ状にいたしまして塙町のふれあいの森公園内の遊歩道にまいて、自然に返したという状況でございます。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 立て看板には、ごみ捨てを禁ず、法律により罰せられますということで書いてありまして、塙町、棚倉警察と。これは完全なる違法行為ですよね。それが町で主導しているようなそんな、コンプライアンス違反にはならないんですか。時間がないもんですから、法律を守る町がまたそんなことをやっているようなことでは、話聞いていますと全然誘致会社は出てこない。こんな理不尽な話はないと思うんで、コンプライアンスの観点からはどうなんですか、それは。 ○議長(割貝寿一君) 町長。 ◎町長(宮田秀利君) 自分ちの庭に自分ちで草を置くということが法律違反になるかという論点になるかと思います。土地自体は町のものでありますから、そこに一時保管するということが法律に抵触すると、こういうふうな理解はできません。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 時間が迫っていますんで、その経費はちなみにだれが持ったんだかもお願いしたいのと、あと最後の質問にさせていただきます。 町でデジタル化や行政手続の印鑑省略化、その取組については印鑑廃止等を含めてどんな取組を、取組状況をご質問し、私の質問はこれで終わりたいというふうに思います。 ○議長(割貝寿一君) まち振興課長。 ◎まち振興課長(吉成知温君) まず先ほどの、低木類を観光資源整備事業で行って出ました雑木類ですけれども、そのチップにする経費については観光資源整備補助金で観光協会のほうにお支払いしておりますので、そちらについては補助金内で、観光協会のほうで観光資源整備の一環として実施をしております。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 総務課長。 ◎総務課長(白石憲男君) 町のデジタル化や行政手続の省略化の取組ですが、国ではデジタル庁を創設しまして、国や自治体のシステムの統一、標準化、行政手続のオンライン化、デジタル教育などを進めるとしておりますけれども、現在のところ具体的な方針などはまだ示されておりません。 行政システムの統一化や手続のオンライン化については、国のほうで資料を作成したり、自治体の意見の聴取をしたりというのを行っている段階であります。どのような形で進められていくか、具体的な方針がまだはっきりしておりませんので、町としては動向を注視しております。今後、必要な検討を行ってまいりますが、教育部門についてはGIGAスクール構想実現に向けて、タブレットの購入とか必要なネットワークの整備というのは進めているような状況であります。 あとは、押印省略化のような行政手続の検討については、先進的な取組を行っている他自治体もありますけれども、塙町としては、県内の他自治体の動向を注視しながら、今のところ具体的な検討という部分にはまだ入っていないという状況であります。 以上です。 ○議長(割貝寿一君) 吉田克則君。 ◆9番(吉田克則君) 以上をもちまして、9番、吉田克則の一般質問を終わります。 ○議長(割貝寿一君) これで、9番、吉田克則君の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(割貝寿一君) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(割貝寿一君) 異議なしと認めます。 本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。               延会 午後4時32分...